レコード会社

中国ロックに関係のあるレコード会社の簡単な説明です。一部の会社は、社名をクリックすると会社のホームページ(または関連サイト)を見ることができます。

北京 ■上海 ■広州 ■その他の地域(大陸) インディーズ 香港 ■台湾 ■日本 ■ヨーロッパ

 

北京

北京創盟音楽機構

 2005年、元・華納唱片の総経理である許曉峰と小柯によって設立された。所属アーティストは水晶湖楽隊など。
北京魔笛音楽文化有限公司  2005年、歌手の沈丹が中心となって設立された会社。同年から数多くのロックバンドと契約し、ロックアルバムを製作し続けている。
北京麒麟童文化伝播有限責任公司
(Kirin Kid Productions)
 1997年、程進が設立。イベントを開いたり、コンサートの際に機材の貸し出しを行っている。所属アーティストとしては韓紅・李小龍のアルバムを発売した。2002年には、青蛙楽隊のアルバムを発売したほか、黒豹楽隊羽化楽隊と契約し、ロックにも力を入れ始めた。
表情文化伝播中心  1994年、李杰が設立。李杰3rdアルバムを製作した。
火星文化伝播発展有限公司  2008年設立。所属アーティストは、NONAME楽隊彌藏楽隊發条ka目索楽隊三維魚楽隊死鬼商人などで、DEMOを年に何回か発表している。
正大国際音楽中心
(chai tai ice music produvtion)
 1992年11月、中国最初の音楽製作合資企業として誕生する。中国ポップスを中心に、宣伝・発売など、アルバム販売に関して、全ての業務を行っているレコード会社である。古典音楽や、海外のアルバムなども発売しているが、メインは大陸ポップスで、大陸の優秀なプロデューサーを抱えて、着実にその規模を拡大していった。2001年現在、所属アーティストは、朱樺・斯琴格日樂張博など。また、摩登天空と合同でアルバムを製作し、多くのロックアルバムを発売した。
喜喜洋文化発展公司
(DMVE Culture Development Ltd.)
 1998年に成立。副経理には、張衛寧。所属アーティストには、零點楽隊田震艾斯ka爾など。ただ、零點楽隊は2000年11月に契約を解除してしまった。2003年には、田震張衛寧も会社を離れてしまった。
大地唱片
(DADI MUSIC)
 1991年設立。中国で最初の海外のポップス専門レコード会社として話題を呼ぶ。最初にアーティストとの契約制を取り入れた会社でもある。その話題に負けないだけの質の高いアルバムを制作、代表的な作品としては、アジア全域で売れた艾敬の『我的1997』ほか、陳勁・丁薇・金武林・景崗山など。また、『校園民謡』シリーズを製作して、一代ブームを築いた。しかし、アーティストとレコード会社側のトラブルが続いて、有力アーティストが離れていき、資金不足に陥る。リストラなどを繰り返して1996年には、専属プロデューサーは三寶だけになってしまった。のち、嘉華唱片と改名した。嘉華唱片では林依輪のアルバムなどを製作したが、ほとんど活動をていなかった。2000年になり、社内の体制を一新し、大地唱片のベストアルバムを発売したのをきっかけに、ニューアルバムを製作し始めた。
東西文化発展有限公司  1993年設立。崔健の会社。崔健のアルバムの製作が主な仕事で、『紅旗下的蛋』やベストアルバムを製作した。また、子曰楽隊の1stも手がけた。
北京鴻[金太]時代(国際)文化伝播有限公司  1993年に成立。元・黒豹楽隊のマネージャーだった郭傳林が設立。所属アーティストには、黒豹楽隊AGAIN楽隊豹妹。各アーティストのアルバムを1994年から1996年にかけて製作し、どのアルバムも一定の評価を受けるが、黒豹楽隊郭傳林が喧嘩し、黒豹楽隊が契約を解除してから、会社の経営も悪化、その後は名前を聞かなくなる。1998年頃になり、同力集団と鴻[金太]文化芸術伝播有限公司が共同で出資して新しく同力鴻[金太]文化伝播公司を設立し、イベントプロデュース業を中心に手がける。1998年の所属アーティストには赤龍楽隊。その後、音沙汰が無かったが、2001年夏になり、再び音楽歌壇に進出した。やがて社名を北京鴻[金太]時代(国際)文化伝播有限公司と改名した。所属アーティストには、脉膊楽隊谷[イ粟]・申芳芳など。
北京麦愛音楽
(Beijing My Music)
 2008年末に設立されたシンガポールの新加坡儷声国際音楽参加の音楽プロダクション。所属アーティストは、末裔楽隊新香水楽隊核聚變-G楽隊など。
芸能京文伝媒控股集団
(YINENG JINGWEN)
 1994年設立。エグゼクティブプロデューサーは、許鐘民。当初は、他社が製作したアルバムのコピーなどを行っていたが、1995年の零點楽隊を発売したころから、崔健指南針楽隊鮑家街43號楽隊子曰楽隊鐵玉蘭楽隊唐朝楽隊と多くのロックバンドのアルバムを自社で製作し、発売した。1999年には、[ロ豪]叫唱片レーベルを設立した。ハードロックバンドから、パンクバンドまで特にジャンルに拘らず、コンスタントに発売している会社で、1990年代後半の中国ロック界を引っ張ってきた会社でもある。2000年10月になり、北京京文音像公司から社名を変更した。2005年、芸能京文伝媒控股集団と社名を変更した。やがて、経営方針の変更により、アーティストのマネージメントやアルバム発売を行わなくなった。(→別のサイト12
紅星生産社
(Red Star Productions)
 かつてBeyondや王菲(フェイ・ウォン)のマネージメントを務めたレスリー・チャン(陳健添)が1994年に設立した会社。鄭鈞田震天堂楽隊許巍麥田守望者楽隊眼鏡蛇楽隊[馬華]梓ほか多くのアーティストのアルバムがこの会社から発売された。また、オムニバスの『紅星』シリーズも代表作である。鄭鈞田震許巍のアルバムを発売していたころは、中国でも有数の質の高いアルバムを発売するレコード会社であったが、やがて過去の作品をオムニバスに収録したり、リミックスしたりと安易な商法や、所属歌手がレコード会社側の都合で契約通りの活動が行えなかったりと、トラブルが目立つようになり、レコード会社としての評価を落としていった。1999年8月には、アーティストの発掘を止め、既存の歌手のみで活動を行っていく方針に切り替えた。中国では珍しく、アーティストグッズを積極的に作っている会社でもあった。その後、会社経営は規模を縮小しながら続けていたが、2004年には倒産してしまった。同年、太和麦田音楽文化発展有限公司に全ての版権を売り払い、太和麦田より、紅星のベストアルバムや、許巍のリマスタリング版などが発売されることとなった。
[ロ豪]叫唱片
(SCREAM RECORDS)
 1999年、北京京文音像公司のロック専門レーベルとして誕生。痩人楽隊・『無聊軍隊』などのアルバムを発売する。その後、冷血動物楽隊夜叉楽隊[才丑]曲的機器楽隊秋天的蟲子楽隊痛苦的信仰楽隊など、主に北京インディーズシーンで有名なバンドと契約、アルバムを発売していった。他のレコード会社がなかなかアルバム発売しない中、ここだけは、コンスタントにアルバムを発売し、2001年発売のロックアルバムの7割は[ロ豪]叫唱片から発売されたといっても過言ではないほど、中国ロック界で精力的にアルバムを製作・発売している。[ロ豪]叫唱片の下にテクノやパンク専門のレーベルもある。2003年からは[ロ豪]叫唱片有限公司として、独立した。2005年、京文唱片グループから離れ、北京斯柯[艸/内]姆文化芸術発展中心を設立し、その下に「[ロ豪]叫唱片」と「長坂坡」の2つのレーベルが所属することになった。そして、[ロ豪]叫唱片は広東の順果文化と業務提携関係を結んだが、2006年4月には業務提携を解約した。そして同月には、北京斯柯[艸/内]姆文化芸術発展有限公司を設立し、芸能京文や国際連合唱片との業務提携を開始した。(→[ロ豪]叫倶楽部BLOG
十三月音楽独立廠牌  2006年夏、盧中強と龍隆洪啓が中心となって設立された北京網絡秀数字伝媒文化有限公司傘下の音楽レーベル。萬曉利蘇陽馬条など、フォーク関連のアーティストを中心にアルバムを手がけているが、2007年には謝天笑とも契約した。レコーディング以外に、ライブの企画なども行っている。2008年にはビジュアル系ロックのレーベルを立ち上げようとアーティストの発掘を始めた。
兵馬司唱片
(MAYBE MARS RECORDS)
 2007年に突然3枚の新進気鋭のバンドのアルバムを発売したレコード会社。アメリカ人が中心となって経営。発売したアルバムは、CARSICK CARS楽隊SNAPLINE楽隊JOY SIDE楽隊。その後も実験音楽やオルタナティブバンドを中心にアルバムを発売し、2008年には注目の音楽プロダクションの1つと言われるようになった。2009年からはアメリカツアーをスタートさせたほか、北京以外のバンドも契約するなど、活動の幅を確実に広げている。(→douban
摩登天空
(MODERN SKY)
 清醒楽隊のリーダー・沈黎暉が経営するレコードプロダクション。1997年12月27日設立。かつての北京の流行であった、メタル系バンドはいなくて、ブリティッシュ系のロックバンドを多く抱えている。BADHEADやM2などのレーベルも設立し、アンダーグラウンドシーンの発掘に尽力している。アルバム製作以外に、『摩登天空有声音楽雑誌』という雑誌を発行して、ロック普及に貢献している。2001年からは、関連して発行する雑誌は『听』となったが、休刊となってしまった。低予算のアルバムが中心であるが、数多くのアルバムを継続して発売している点で、中国ロック界に大きく貢献している。2005年7月19日には、Modern Sky iPod Shuffle限定版が発売された。(→BADHEADY客音楽 摩登天空
飛行者唱片
(PILOTMUSIC)
 2006年、曾宇や鐘聲によって設立となった。2007年には糖果槍楽隊[口加][口非]因楽隊反光鏡楽隊のアルバムを発売し、新進気鋭のプロダクションとしてライブを中心に勢力的に活動を続けている。(→BLOG
鋭D(KEENDISC)  2006年4月、水木のロックレーベルとして発足した。主にライブイベントの企画や主催を行っているが、2006年9月には、オムニバス『声色揺滾1』を発表した。所属アーティストは天空楽隊曹陽出口A楽隊駱駝楽隊瑪雅楽隊
新蜂音楽
(NEW BEE MUSIC PRODUCTION CO.LTD.)
 1998年9月30日、紅楓が設立し、花兒楽隊のマネージメント活動を中心に行う。アルバムリリースのペースは遅いが、眼鏡蛇楽隊やオムニバスを発売した。2003年末、大黒柱の花兒楽隊との契約は途中解約となったが、一般受けするブリティッシュ系やポップロック、ラップなどを中心に、新人アーティストを発掘し、契約した。ただ、花兒楽隊との解約によって、大黒柱がいなくなり、レーベルも資金難に陥り、2005年に『独立日記 Update』を発売した後、新しいアルバムは発表していない。(→BLOGBBS独立日記
普[シ来]明星文化経紀有限公司
(PULAY MUSIC)
 1999年設立。設立前の1995年から崔健のアメリカ公演などの手がけてきた。2000年になり、崔健のマネージメント全般を手がけ、また汪峰張亞東とも契約し、アルバムを製作した。また、華納唱片(ワーナー)と提携することにより、資金面や、海外でのプロモーションなどを強化することに成功した。2002年になり、傘下レーベルである、引フ唱片(ENGINE RECORDS)からアルバムを同時に3枚発売した。アルバムを発売した当初は、アーティスト側からの評判も高かったが、その後はアーティストのプロモーション活動が中心となってしまった。(→引フ唱片
国際連合唱片有限公司
(R.H.C. RECORDS)
 2005年7月、劉濤によって設立された。軍械所楽隊泡泡糖楽隊AK-47楽隊滲透楽隊春秋楽隊RECYCLE楽隊などが契約してアルバムを発表した。アルバムを発売するペースは非常に速いが、その中核にいた劉濤は2006年4月に離職。その後、アルバムを発売することはなくなってしまった。
天蝎文化公司
(Scorpion Culture)
 元・唐朝楽隊のマネージャーである、郭大[火韋]が1995年に設立。姜[日斤]のアルバムや、オムニバスアルバム『再見 張炬』を製作。のち、姜[日斤]の2ndアルバムを製作しようとしたが、資金難に陥り、完成せず。1997年には倒産した。
星die文化発展公司
(STAR DISC)
 1994年に設立。総経理(社長)は、崔健のマネージャーであった王曉京。プロデューサーに王迪を迎え、指南針楽隊や、陳琳・江珊・羅[王奇]のアルバムを発売し、いずれもヒットとなり、成功したレコード会社となる。1995年には香港に子会社・星die香港唱片有限公司を設立した。その後は、新しいアーティストが発掘できず、過去の音源の焼きなおしたオムニバスを大量に発売し、売上が落ちていったためか、アルバム発売のペースも鈍っていく。2000年になり、久々にニューアルバムを発売した。まだ同年には烽火唱片(FLAMES MUSIC)というレーベルを設立し、ロック方面にも力を入れはじめた。しかし、2002年に女子十二樂坊を手がけてから、彼女達のプロモーションを中心に会社の運営も進んでいった。(→関連サイト
星文唱片
(Starwin Records)
 2002年に設立。当初は民族音楽のアルバムなどを販売していたが、やがて與非門楽隊斯琴格日樂や艾敬・姜[日斤]などのアルバムを販売した。直接アルバムを製作しているわけではないが、ロック関連のアルバムもたまに販売している会社である。
太合麦田音楽文化発展有限公司
(Taihe Rye Music)
 元々は1996年に宋柯が設立した麦田音楽制作公司。1997年には、上海声像出版社と協力関係を結び、朴樹や葉[艸/倍]のアルバムを発売し、大成功を収める。2000年には、華納唱片傘下のレーベルとなり、大陸での華納唱片の発展に大きく寄与した。2004年3月には、華納唱片から独立して、太合麦田が成立となった。
樹音楽  元々はフォークサイトで、北京のライブやアーティスト情報などがあるだけであったが、2006年から張楚と契約し、アーティストプロモーションも行うようになった。やがて、竇唯何勇とも契約し、大きな話題となった。2008年7月5日には、上海の上海体育館で張楚竇唯何勇が参加したコンサートを企画し、大成功を収めた。
華納唱片(中国)
(Wanner Music China)
 それまでワーナーは中華圏と言えば香港・台湾が中心であったが、2000年になり大陸へ進出。そして、進出後すぐに麦田音楽と契約し、その所属アーティストである朴樹と契約。その後、達達楽隊汪峰・葉[艸/倍]と契約し、アルバムを発売した。すべて完成度が平均以上の佳作で、多くの音楽ファンから高い評価を受けた。アルバムのプロモーションも中国の市場をうまく考慮しながら展開しており、海外の有名レコード会社の中では、最も成功した会社であると言える。
北京竹書房文化伝播有限責任公司
(Zhushu Entertainment Ltd.)
 かつて日本のJVCに務めていた沈永革が設立した会社。1995年設立。初期の所属アーティストは黒豹楽隊輪回楽隊李杰・陳琳。1999年に輪回楽隊李杰が、2000年に黒豹楽隊との契約が切れ、一時期は陳琳のみが所属となった。日本との繋がりが深く、竹書のアルバムには多くの日本人が製作に関わっている。その後、主にポップス歌手と契約し、アルバムの発売本数は少ないが、こだわってアルバムを作っており、アルバムが出る度に注目を浴びている。やがて、陳琳との契約が解除となり、他のアーティストも他のレーベルに移動し、竹書の歴史は幕を閉じた。
中国音楽家音像出版社  1985年に成立、中国音楽家協会の下族機関。黒豹楽隊唐朝楽隊鄭鈞・『中国火壹』・『中国火U』などの有名ロックアルバムを出版していたが、1994年からロックアルバムの制作を開始した。専属プロデューサーは青山。1990年代中期には、ロックアルバムを最も多く出版した会社として、“中国ロック工場”と称される。しかし、どのアルバムも評価が低く、中国ロック界のメインストリートを歩くことはなかった。
銹鉄唱片  中国音楽家音像出版社傘下のレーベル・江湖唱片としてスタートし、2005年に液yang罐頭楽隊641楽隊破碎.聲音楽隊XXL楽隊のアルバムを発表した。2006年には、銹鉄唱片と改名したようだ。
字母唱片
(ZOOM MUSIC)
 1994年設立。艾敬をはじめ、艾斯ka爾などのアルバムを製作。シングルを発売してから、アルバムを発売するという日本的方式を取り入れた会社でもある。のち、活動の拠点を香港に移し、中国での活動を控える。日本にも会社があり、そこから洪永龍のアルバムを製作した。1998年以降は、製作会社ではなく、芸能プロダクションとしての活動のみを行っているようだ。2000年の所属アーティストは、艾敬、洪永龍。

 

上海

上海索瑪文化伝播有限公司
(SOMA-ART)
 上海の音楽製作プロダクション。2007年に鐘[艸/仕]のアルバムを発売し、2008年には『INDIE TOP ONE』を発売した。発売のペースは決して早くはないが、確実に上海を中心とした新人バンド・歌手にターゲットを絞りながら、アルバムを製作している。

 

広州

撈仔音楽工作室  広州の音楽製作プロダクション。撈仔が1995年に設立。設立当時の所属アーティストは蘇珊。その後の活動は不明だが、のち撈仔録音室も設立された。
龍民音楽  広州のレコード会社。王磊と香港のDick(李勁松)で設立した。主に王磊のアルバムを製作し、発売している。Dickは数年後に投資を辞めたため、王磊1人で会社を支えることとなる。規模はとても小さいが、精神面で南方ロッカーの柱となった。盤古のアルバムもここから発売した。
萌萌音楽合作室  広州の音楽製作プロダクション。張萌萌が設立。張萌萌自身のアルバムや、その他流行歌手のアルバムを製作している。(→関連サイト
好好玩音楽公社  広州の広東文芸職業学院の学生によって設立されたインディーズレーベル。学校の卒業記念DVDや学内のアーティストのアルバムなど、製作範囲は限定されていたが、ジャケットなども手を抜かずにきちんとしたアルバムをコンスタントに手がけていた。活動期間は2006-2008年で、所属していたアーティスト・バンドは、黎根・何章興・背背袴など。

 

その他の地域(大陸)

漢秦文化(陝西)有限公司  西安のレコード会社。まだ、所属アーティストも少なく、実績もないが、西北地方のアーティスト発掘に力を入れている。所属アーティストは、回歸楽隊對話楽隊巨峰など。どうやら、2002年には倒産したようだ。
時音唱片  西安の音楽プロダクション。2003年10月設立。ロックアルバムを中心に流行歌手のアルバムなども製作している。代表作としては、『西安独立音楽合輯 Vol.1』・『西安独立音楽合輯 Vol.2』。
So Rock!唱片
(So Rock! Records)
 河北省石家庄のレコード会社。元々は1999年8月に設立された新愛楽中心で、CD(カセット)付き雑誌『我愛揺滾楽』の出版を行ってきた。2000年7月になり、レコード会社を設立し、同年12月には、異端楽隊泰然陳屍楽隊のアルバムを発売した。その後も、定期的にアルバムを発売している。

 

インディーズ(独立唱片)

号角唱片
(MORT PRODUCTIONS)
 2001年に設立されたエクストリームメタル専門のレコード会社。インディーズながらも、ドイツのレコード会社MORBID RECORDSと提携したり、冥界楽隊施教日楽隊ほか、数多くのメタルバンドのアルバム、オムニバスを製作するなど、メタル普及に大きな役割を果たしている。香港や台湾のレコード会社とも提携している。
Big Mic RECORDS  2008年夏に設立となったインディーズレーベル。所属バンドは邏輯失控楽隊肆伍楽隊Alt Senior楽隊など。
脳波交流
(BrainWave Communication)
 2006年に福建省福州で成立となったノイズレーベル。洪啓樂を中心に、何人かのアーティストが所属しており、コンスタントにノイズアルバムを発表したり、イベントを開催したりしている。
eating record  広州のインディーズレーベル。傘下にDBG music labelがある。契約したバンドは21g楽隊など。
狐狸尾巴唱片
(FoxTail Records)
 大連のポストロック専門レーベル。所属アーティストは惘聞楽隊SPIRAL COW楽隊
冥唱片
(Ghostdom Records)
 2007年7月に設立となった河南省鄭州のインディーズレーベル。メタルやダークアンビエントスタイルのアーティストのDEMOを発売している。これまでにアルバムを発売したのは、原罪楽隊幽閉恐惧症楽隊など。
糖衣文化
(Iching Culture)
 2006年6月に設立となった北京のインディーズレーベル。音放によって設立された。所属バンドは、糖衣娃娃楽隊[馬華]梓&拆[口尼]楽隊大[イ牙]楽隊新香水楽隊など。これまでに発売したオムニバスとして、『[イ尓]在紅楼 我在西遊』・『聴着[イ尓]的歌長大 致家駒』などがある。傘下のレーベルとして、華レーベルがあり、二手[王攵]瑰楽隊が所属している。
[言荒]言唱片
(Lie Records)
 合肥にあるインディーズのレコード会社のサイト。被[月亢][月庄]籠罩楽隊の豐紫(任子宜)が運営している。バンド紹介やBBSがある。傘下のレーベルとして、Cage Bird ProductionMiniless RecordingsdoubanBLOG)がある。
九印独立音楽  大連の人物が北京で設立したレーベル。オルタナティブやフォークなど、どちらかというと低調なメロディのアーティストが多い。DEMOの発売ペースは少ない。
MicroMu  北京のアンプラグド音楽を専門にアルバムを手がけているレーベル。2008年からコンスタントにアルバムを発表している。全てのアルバムはネット上だけで、CDなどで販売されることはない。
MOVING RESTLESSLY
(不安躁動合作社)
 南昌の廢棄的欲望楽隊の洪宇が設立したレーベル。2008年からメタルアルバムを発売している。(→BBS
鳥先生網絡廠牌  2009年より運営している鳥先生のネットレーベル。所属アーティストは指人兒楽隊茶凉粉楽隊など。
Sub Jam Records
(鉄托唱片)
 2001年、顔峻が設立したインディーズレーベル。インディーズの優秀なアルバムを発掘し、同レーベルから発売している。このレーベルから発売となった主なアルバムは、舌頭楽隊PK14楽隊PANDA TWINなど。主に、ネット、ライブハウス、インディーズ専門のCD店などで売られているが、舌頭楽隊のVCDは、1000枚以上も売れるなど、インディーズ界では広い販促網を持つ。
有待唱片
(YOUDAI MUSIC)
 中国で唯一ロック専門のラジオ番組のDJを務める張有待が設立。輸入CD専門店を運営するほか、鮑家街43號楽隊や、スティーブ・ブライロック&王勇などのアルバムを製作してインディーズで販売していた。しかし、1998年秋には店の方を閉めた。
Shanshui Record
(山水唱片)
 2002年12月、孫大威が設立したインディーズレーベル。テクノ専門で、中国だけでなく、日本やその他の国とも関係がある。(→BBS
殤唱片  青島のインディーズアルバム収集家が設立したエクストリームメタル専門のレーベル。2003年からコンスタントにアルバムを発売している。
Pest Productions  南昌のインディーズレーベル。エクストリームメタルのアルバムを発表している。傘下のレーベルにMidnight Productionsがある。BBSもある。
Autumn Floods Productions  済南のブラックメタルレーベル。2006年設立。中国や海外のアルバムの販売を手がけている。BBSもある。参加者の一人と思われる人物のBLOGもある。
Bastard Productions
(狂唱片)
 北京のグラインドコアレーベル。2004年、魏韵伯によって設立となった。2005年から1年に数枚アルバムを手がけている。
DYING ART PRODUCTIONS  地下調頻網絡音楽雑誌にあったコンテンツ「UNDERGROUND TOWER」が2001年7月になり、ブラック専門のレーベルとして設立された。規模の割には数多くのアルバムを発表している。(→BBS
Dying Empylver Productions  2005年、西安で設立のメタルレーベル。傘下のレーベルにDARK RENAISSANCEがある。(→BBS
FUNERAL MOONLIGHT PRODUCTIONS  上海のアンダーグラウンドブラックメタルレーベル。2006年に設立。基本的に海外のバンドのアルバム発売が中心であるが、たまに中国のバンドと契約している。
Little sound  吉林省出身の北京で働いているサウンドアーティスト・TMDBBCによるレーベル。8cmCDサイズのものを少量しか発売していない。(→TMDBBCのBLOGdouban
Z-Bugle Records  2004年に設立となったレーベルで、国内外のアンビエント、インダストリアル、ノイズ、パワーエレクトロニクススタイルのアーティストが所属している。2005年にオムニバスが発売となった後、活動が停滞している。
[石匝]音合作社  河南省新郷の中国ロックアルバムコレクターが開いたレーベル。2009年2月設立。コレクターらしく、小ロットやほとんど知られていないアーティスト・バンドのアルバムを手がけている。
剰余価値研究所
Institute of Surplus Value (Network Music Platform)
 2007年からネットアルバムを作成し、発表し続けている団体。たまに中国のアーティストの曲も収録されている。

 

香港

CZ唱片
(CZ MUSIC)

 1980年代、作曲家として有名だった陳哲が香港に移住し、1990年に設立した音楽会社。北京には1995年に設立。ここから『神州揺滾』シリーズや、『黒月亮』シリーズなどが発売された。1999年以降はアルバム発売をしていない。

Noise Asia

 香港のDickson Dee(李勁松)が運営するレーベルで、香港だけでなく、中国や日本のノイズ関連を中心にアルバムを発売している。発行枚数は少ないが、マニア受けするものばかりで、支持するファンは多い。これまでに発売した中国のアーティストは、王凡黄梁公主など。王勇が参加したアルバムも発売している。

Lona Records

 香港のノイズ、テクノを中心としたインディーズレーベル。2003年成立。香港だけでなく、中国のアーティストのアルバムも手がけている。

 

台湾

直接流行有限公司
(hc pop)
 1997年から、蒼蠅楽隊陳底裏など、北京アンダーグラウンド界のアルバムを発売している。最近は発売のペースが遅くなったが、それでも大陸では諸問題により発売できないアルバムを発売するなど、注目のレコード会社のひとつである。経営者である、方無行のインタビューは、ここ
魔岩唱片
(MAGIC STONE)
 1990年に、滾石唱片のひとつのレーベル、魔岩文化として設立され、1992年に『中国火』を発売してから、唐朝楽隊黒豹楽隊などのアルバムを発売し、大ヒットを飛ばす。1994年にも竇唯張楚何勇のアルバムを発売、これもまたヒットとなった。1995年夏からは独立し、ひとつのレコード会社となる。そして、超載楽隊王勇など多くのアーティストを発掘、また質の高いアルバムをコンスタントに製作して中国ロック界に対して多大なる貢献をした。しかし、中国大陸でアーティスト発掘のために投入した金額を回収できず、1998年には中国を撤退し、活動の拠点を台湾に移す。台湾に移してからは、多くの新人アーティストを発掘し、親会社の滾石唱片を凌ぐほどの活躍を見せた。1999年には、花兒楽隊のアルバムを台湾で発売するなど、中国ロックとの縁は切れていない。エグゼクティブプロデューサーは張培仁、専属プロデューサーは、賈敏恕
駿lin実業股[イ分]有限公司
(S.K.C. CD PLAZA)
 1996年に会社設立。2000年になり、北京京文音像と台湾におけるアルバム発売代理を契約した。発売されているアルバムは、唐朝楽隊指南針楽隊鮑家街43號楽隊子曰楽隊零點楽隊ほか、輪廻楽隊など。アルバムによっては中国のアルバムにボーナストラックをつけて発売している。ただ、2001年には、会社が倒産してしまったようだ。
揺滾帝国国際出版有限公司
(Rock Empire Music)
駿lin実業股[イ分]有限公司(S.K.C. CD PLAZA)にいた陳征が設立した会社。洋楽や台湾のロック以外にも、中国ロックにも力を入れており、台湾でのアルバム発売のほか、中国でも情報を収集してイベントやバンドの発掘等を行っている。

 

日本

JVC  1994年から「ROLLING SOUND[揺音場]」レーベルを設け、唐朝楽隊黒豹楽隊のアルバムを日本国内で発売した。のち、竹書文化が製作したアルバム(黒豹楽隊輪回楽隊李杰)を発売する。所属アーティストを来日させるなど、日本における中国ロックの普及に大きく貢献する。しかし、1998年、黒豹楽隊輪回楽隊李杰のアルバム発売を最後に、中国流行音楽のアルバム発売を辞めた。
OVER DOSE RECORDS  高橋浩二氏が運営するインディーズレコード。その中にRMBレーベルという中国専門のレーベルがあり、蒼蠅楽隊痩人楽隊左小祖咒などのアルバムを日本で発売している。
People's Records
(人民唱片)
 2001年、中国パンクに詳しい足立兄弟が開いた、インディーズレコード。[ロ豪]叫唱片と提携して、日本での代理販売を行っている。また、中国のアーティスト・バンドと契約し、オリジナルのアルバム製作も計画するなど、日本での中国パンク普及に邁進している。足立拓男氏のBLOGはここ
P-VINE RECORDS  1990年代前半、中国で発売されたアルバムに、対訳を付けて日本で販売していた。主に、唐朝楽隊黒豹楽隊竇唯張楚何勇、艾敬などの滾石唱片(ROCK RECORDS)や、『揺滾北京』等のオムニバスを、「中国ロックの幕開け」シリーズとして販売。日本に中国ロックの存在を知らしめた会社としてその功績は大きいが、1995年前後以降は、中華系CDの輸入販売を辞めてしまった。
Wedia Records 中国人DJ・馬[馬華]氏が運営している中国音楽専門の正規の代理店。種類は少ないが、一部ロック関連のCDがある。

 

ヨーロッパ

Suyin Redords  イギリスにあるインディーズレーベル。所属アーティストはCARSICK CARS楽隊JOY SIDE楽隊THE SCOFF楽隊

 

MENU