汪峰

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汪峰
Wangfeng 31.jpg
2004年の写真。(写真:汪峰
基本情報
中国語名(簡体字) 汪峰
中国語名(繁体字) 汪峰
拼音 Wang Feng
発音転記 ワン フォン
出生日 1971年6月29日
学歴 中央音楽学院
出身地 北京市
担当楽器 ボーカルギター
ジャンル ロックブルースブルースロックポップロック
職業 歌手
活動期間 1993年11月 -
影響 羅大佑(ロー・ダーヨウ)・李宗盛(ジョナサン・リー)・崔健・THE DOORS
2001年の写真。(写真:汪峰
1998年11月14日、北京市忙蜂酒吧で行なわれた鮑家街43号楽隊のライブより。(撮影:YIREN

汪峰(ワン フォン、Wang Feng、1971年6月29日 -)は、北京市で活動している歌手。2000年代後半以降、最も人気のあるロック歌手である。

経歴

鮑家街43号楽隊時代

1976年1月からバイオリンを勉強し始める。1982年、中央音楽学院付属小学校バイオリンを勉強する。1984年、中央音楽学院付属中学に入学した。

1988年、羅大佑(ロー・ダーヨウ)・李宗盛(ジョナサン・リー)の影響を受け、創作活動を始める。

1989年には、崔健に大きな影響を受ける。同年末には、The BeatlesやBob Dylanの歌を聴くようになり、社会性を考慮した曲を創作するようになる。

1990年、中央音楽学院交響楽団の一員として、東西ヨーロッパ、アジア各国を訪問し、知識を広める。この頃、考え方に変化が生じた。同年、全国バイオリンコンテストで2位となる。

1991年、中央音楽学院の本科に入学し、バイオリンビオラの両方を専攻する。

1993年11月に鮑家街43号楽隊を結成した。リーダー・作詞作曲・ボーカルリズムギターを務める。

1995年初には中央音楽学院を卒業し、音楽活動に専念する。

1996年からは鮑家街43号楽隊での活動を中心にしながらも、ソロ活動を始め、黄綺珊に提供した「等待」は、同年末のヒットチャート・中国歌曲排行榜で1位となる。韓磊に提供した「如果风不再吹」も中国歌曲排行榜1999年度第4期最優秀の成績を収める。

ソロ活動へ

2000年春、鮑家街43号楽隊のメンバーが汪峰以外変更となり、鮑家街楽隊と改名した。5月、華納唱片と契約すると同時に、北京普涞文化芸術有限公司とマネジメント契約した。9月には、恋人の筠子が自殺するというアクシデントに見舞われる。12月、『花火』が汪峰与鮑家街名義で発売となった。同月、テレビ・中央教育電視台から、「校園之星(学校のスター)」の称号を受けた。

トレードマークは大きな眼鏡。彼にとってはこの眼鏡こそ重要なアイテムらしく、小さいレンズの眼鏡に替える気はないように思えたが、華納唱片と契約してからは、眼鏡をデザイン重視の物に変え、イメージチェンジを図った。

2002年11月、汪峰名義では2枚目となるアルバム『愛是一顆幸福的子弾』が発売となった。

2004年6月29日、3rdアルバム『笑着哭』が発売となった。9月17日、北京市北京展覧館劇場飛的更高ソロコンサートを開いた。なかなか北京の大型コンサート会場でライブをする機会のないロックミュージシャンにとって、北京の大型会場でしかも単独でのコンサートを開いた事は、汪峰の人気振りを示すものである。

2005年7月18日、自らのレーベルである峰声音楽を設立した。12月、4thアルバム『怒放的生命』が発売となった。

2007年5月、大国文化と契約した。7月1日、5thアルバム『勇敢的心』が発売となった。

2008年1月19日、北京市北京工人体育館2008北京北京汪峰演唱会を開いた。北京でしかも1万人規模の人を集められるロックミュージシャンは崔健鄭鈞許巍の3人しか前例がなく、ここに来てようやく中国ロック界の頂点に上り詰めた1人となった。崔健鄭鈞は1stアルバムや2ndアルバムのデビュー間もないころの歌ばかりを好まれ、最近の歌はヒットしていないが、汪峰の場合はアルバムを出すたび、必ずどれかの曲が人気となり、衰えをみせるどころか、ますます勢いを上げている。長期に渡って安定してヒット曲を連発しているという点で、優れたヒットメーカーと言える。

2009年7月28日、6thアルバム『信仰在空中飄揚』が発売となった。

2011年5月、北京豊華秋実文化伝媒有限公司と契約した。11月16日、7thアルバム『生無所求』が発売となった。

2012年4月、小説『晩安北京』が発売となった。

2013年、全国ツアーをスタートさせた。6月以降、テレビ番組「中国好声音第二季」・「中国好声音第三季」・「中国好声音第四季」の教官を務めた。12月2日、8thアルバム『生来彷徨』が発売となった。

2015年11月7日、オーストラリアでのコンサートを以て全国ツアーが終了となったが、この2013年から2015年にかけて行なわれた計47カ所に及ぶ全国ツアーでは合計観客数が200万人を超え、崔健以上の人気を博していることを証明した。11月19日、9thアルバム『河流』が発売となった。

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

ライブ・アルバム

アルバム・ボックス

インタビュー音源

映像作品

書籍

  • 晩安北京(2012年4月)

ソロ発表曲 

曲名アルバム名発表年備考
花火華納個性新声音2000鮑家街43号と共同クレジット
花火這裡・那裡2001/7
花火北京華納芸人精選VCD2001/7▼MV▽ワーナー契約アーティストの台湾盤に付属
花火中国語ジャーナル 2001年11月号2001/10
花火華衆曲寵二2005/2▼MV▽DVD版
迷鹿華納個性新声音II2000
让青春更加闪亮2001/2統一氷紅茶のCM曲
英雄2001/5サッカーチーム・北京国安球隊のための曲
英雄2004/12北京国安足球隊隊歌
青春永遠有多遠2001
晚安北京北京楽与路2001クレジットは汪峰与鮑家街43号▽サウンドトラック▽鮑家街43号楽隊のかつての音源とは異なるバージョン▽映画のクレジットでは同じ音源のはずなのにボーカルが蔡正東となっている、実際音を聴くと、汪峰の声には思えない
回忆之前 忘记之后北京楽与路2001サウンドトラック▼「第21届香港電影金像賞」最優秀オリジナル映画音楽賞候補となった▼MVも収録
美丽世界的的孤儿這裡・那裡2001/7
再见二十世纪十年輝煌中国歌曲排行榜1993-2002 2000年度十大金曲2003
在雨中十年輝煌中国歌曲排行榜1993-2002 2002年度十大金曲2003
直到永远2003/4SARS撃退ソング▽最優秀原創公益歌曲
ひと みな 独り中国語ジャーナル 2003年11月号2003/10中国語タイトルは「生来孤独」
飞得更高守望我們的精神家園20052005年2月6日のライブ▼DVD
守望守望我們的精神家園20052005年2月6日のライブ▽クレジットは柯以敏・常寛・胡月・石蘭・大麦・李進・汪峰・張娜拉・呉桐・柏文▼DVD
勇敢的心聴く中国語 2007年9月号2007/8
梦想的光芒北京2008年奥運会歌曲専輯2008/4/30
我们的梦北京2008年奥運会歌曲専輯2008/4/30
我们的梦北京2008年奥運会歌曲専輯 MV・音楽録影集2008/8▼MV

参加アルバム 

アーティスト・バンド名曲名アルバム名発表年参加形態備考
鮑家街43号楽隊鮑家街四十三号1996詞曲(複数で)、ボーカル、リズムギター全曲参加
鮑家街43号楽隊晚安 北京揺滾北京III1997詞曲、ボーカル
鮑家街43号楽隊晚安 北京京文時態零号1999/9詞曲
鮑家街43号楽隊晚安北京揺滾十年2010詞曲
鮑家街43号楽隊鮑家街43号1997/6/1プロデューサー(龍隆と)、詞曲(複数で)、ボーカル、リズムギター全曲参加
鮑家街43号楽隊風暴来臨1998/12詞曲・編曲(複数で)、ボーカル、リズムギター、ミキシング(李軍と)全曲参加
鮑家街43号楽隊我真的需要20世紀中国揺滾大系11999詞曲、ボーカル、リズムギター揺滾衝撃波3』も
鮑家街43号楽隊我真的需要揺滾十年2010詞曲
鮑家街43号楽隊小鸟20世紀中国揺滾大系21999詞曲、ボーカル、リズムギター揺滾衝撃波4』も
鮑家街43号楽隊我会在这儿等你京文時態零号1999/9詞曲
筠子青春春分 立秋 冬至2000詞曲
黄綺珊等待只有你2000詞曲、編曲
丁武許巍周暁鴎張楚・汪峰・高旗李延亮巒樹馬上又陳勁礼物礼物2005/5ボーカル(複数で)
水晶湖楽隊水晶湖2006/5音楽ディレクター全曲参加
陳龍LANBRELLA衝刺2006/10プロデューサー、詞曲、編曲、ボーカルディレクター
王力宏・孫燕姿・汪峰・張靚穎点燃剧情 传递(中文版)北京2008年奥運会歌曲専輯 MV・音楽録影集2008/8ボーカル(複数で)
群星北京欢迎你北京2008年奥運会歌曲専輯 MV・音楽録影集2008/8ボーカル(複数で)
李健窗台寂寞星空・見歌2008/10詞曲
李健挥挥手完美堅持演唱会2008/12詞曲、ボーカル(李健と)DVD-9のみ▼DVD
藍墻楽隊为了让生活继续第四届附中現代音楽節2010詞曲
旭日陽剛春天里旭日陽剛2011詞曲(記載無し)
映画17歳的自行車2001/2音楽全曲参加▼映画DVDあり
テレビドラマ忠誠2001/7エンディングテーマ曲中央電視台のドラマ
映画二弟2003音楽全曲参加▼映画VCDあり
テレビドラマ黄金之恋2003/10音楽

出演

媒体曲名収録ソフト名発表年参加形態備考
VCD汪峰访问北京華納芸人精選VCD2001/7アーティスト紹介
VCD現代楽手 第5期2003インタビュー

主要なライブ・コンサート

外部リンク