頂楼的馬戯団

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頂楼的馬戯団
Dingloudemaxituan 41.jpg
2014年の写真。(写真:豆瓣音乐人
基本情報
中国語名(簡体字) 顶楼的马戏团
中国語名(繁体字) 頂樓的馬戲團
拼音 Dinglou de Maxituan
発音転記 ディンロウ デェ マシィトアヌ
英語名・外国語名 The Top Floor Circus
別名 頂馬
出身地 上海市
ジャンル オルタナティブ(初期)・実験音楽(初期)・パフォーマンスアートフォーク(2003年)・パンク(2005年半ば)・ヒップホップ(2006年3月4日)・ポストロック(2007年8月18日 - 2007年)・ポップロック(2007年後半以降)・インディーポップ(2013年から2014年)・スカパンク(2015年)
活動期間 2001年10月 - 2016年2月
メンバー 陸晨
楊芾
蘇勇
梅二
Pipa
範範
2005年7月2日、上海市哈雷酒吧でのライブ。左から:梅二陸晨毛豆。 (撮影:YIREN
2003年12月6日、上海市比翼芸術中心でのライブ。左から:顧磊・陸晨毛豆・鄭道興・梅二。自由歌手の鄭道興と共に共演。(撮影:YIREN
2004年6月12日、上海市東大名芸術中心で行なわれた另外両位同志楽隊+顔峻+頂楼的馬戯団のライブ。顧磊(左)と陸晨(右)のSMプレイ。(撮影:YIREN
2005年7月2日、上海市哈雷酒吧でのライブ。左から:梅二陸晨・顧磊・毛豆。(撮影:YIREN
2010年4月9日、江蘇省南京市古堡酒吧でのライブ。左から:楊芾陸晨梅二・凌佳卿・蘇勇。(撮影:YIREN
2007年8月18日、上海市4LIVEでライブ。「後揺」頂馬。(撮影:YIREN
2009年11月28日のライブ。(撮影:YIREN
2010年4月9日、江蘇省南京市古堡酒吧でのライブ。左から:陸晨楊芾梅二。(撮影:YIREN
2011年12月24日のライブポスター。(イラスト:豆瓣音乐人

頂楼的馬戯団(ディンロウ デェ マシィトアヌ、Dinglou de Maxituan)は、2000年代前半から2010年代後半にかけて、上海市で活動していたバンド。中国を代表するパフォーマンスアートバンドであった。

メンバー

過去に在籍したメンバー

サポートメンバー

ゲストメンバー

経歴

2001年10月、陸晨梅二などの3人によって結成された。パフォーマンスアートスタイルで、笛子ハンドドラムバイオリンクラリネットなど、様々な楽器を駆使する。ボーカル陸晨がメインだが、メンバーみな交代で務める。楽器もその状況に応じて、自分で使用したい楽器を使用するため、固定していなかった。

2002年前半、インディーズ1stEP『頂楼的馬戯団』を制作した。また、北京市で行なわれた迷笛音楽節に出演し、注目を浴びるようになる。

その後、ギターベースドラムなどを用いるようになる。

2004年3月、インディーズ1stアルバム『最低級的小市民趣味』が発売となった。

2005年7月にはパンクを主体としたスタイルで活動した。

2006年12月、インディーズ2ndアルバム『蒂米重訪零陵路93号』が発売となった。

2007年8月18日のライブから、音楽スタイルがポストロックに変化したが、間もなくしてポップロックとなった。メンバーが幼い頃から聴いている懐かしの曲のような作りである。

ライブはバンドがやりたい音楽をやるだけで、ずっと同じ曲や昔の曲を演奏するわけではないので、毎回新しい一面を見ることができるなど、ファンを飽きさせることはなかった。

2009年11月28日のライブの際、「上海不欢迎你」(上海はあなたを歓迎しない)事件を起こし、その後約1年ほど上海市でライブを行なうことができなかった。

2010年12月18日、インディーズ3rdアルバム『上海市経典流行揺滾』がネット上で発表となった。

2011年8月から11月にかけて、全国ツアーを行なった。

2013年、音楽スタイルがインディーポップへと変化した。10月25日、インディーズ4thアルバム『談鈔票傷感情 談感情又傷鈔票又傷感情』が発売となった。

2014年1月から8月にかけて、全国ツアーを行なった。11月から12月にかけて、「2014红牛新能量音乐计划 新能量,挺音乐」の1バンドに選ばれ、再度全国ツアーを行なった。

2015年には、スタイルがスカパンクへと変化した。

2016年2月、陸晨が脱退したことで、バンドは解散となった。そして残りのメンバーは、反狗楽隊を結成した。

バンドの人気とパフォーマンス

結成してから間もなくしてインディーズ1stEP『頂楼的馬戯団』を発表し、上海市のロックファンや音楽評論家から好評を博していたが、実験的な音楽が主体であり、人気が出てきたのは、2003年以降である。

たとえば、2003年12月6日、比翼芸術中心でライブを行なった際には、アコースティックライブにも関わらず、NIRVANAの「Smells Like Teen Sprit」を陸晨が歌い、梅二毛豆は舞台下で暴れたほか、フォークスタイルの曲を演奏したり、起伏のあるパフォーマンスを行なった。この時、芸術家の徐坦や自由歌手の鄭道興と共同でライブを行なったが、鄭道興は普通に田舎町で生活しているようなおじさんであったが、手作りの3弦ギターを駆使し、観客を大いに喜ばせた。このような人物と活動を一緒に行なうなど、頂楼的馬戯団のユーモアさを知らしめるきっかけとなる。

2004年6月12日、東大名芸術中心另外両位同志顔峻と共にライブを行なった際には、3人のメンバーでSMプレイパフォーマンスを行ない、メインの另外両位同志を圧倒して頂楼的馬戯団のペースに持ち込んでしまった。

2005年7月2日、哈雷酒吧でライブを行なった時はパンクをテーマにして、陸晨は鉄腕アトム、梅二はSid Vicious(胸にSIDとマジックで書いていた)の格好をしていた。7月9日、哈雷酒吧でライブを行なった時は、陸晨梅二・顧磊・郭世良の4人は白いTシャツにトランクスといういでたちであったが、胸の部分2箇所と臀部の2箇所に穴を開け、合計8箇所の臀部の穴には、「阿・拉・頂・頂・朋・克・吔・!」との文字を書き、鐘科はブラジャーを付け、7月2日と同じようにパンクをコンセプトにライブを行ない、「阿童木之歌」の時は、尻を観客に向けながら歌うなど、黄色い声援と失笑を買っていた。

2007年4月1日には、音楽コンテスト・“頂馬永遠OK”超級馬桶大奨賽を開き、2007年度猛妞爽爽乳罩(ブラジャー)イメージキャラクターを選んだり、優勝者には黄金の水洗式便器(ファンは馬桶=トイレと呼ばれるため)をプレゼントするなど、アホらしい企画を立てた。

また、2009年11月28日のライブの際、上海万博のテーマ曲「上海欢迎你」(上海はあなたを歓迎する)を皮肉った替え歌「上海不欢迎你」(上海はあなたを歓迎しない)を演奏したが、この曲が公安の耳に入り、問題のある曲ということで、ネットにアップされている同名曲の削除、「上海不欢迎你」文字入りTシャツの販売禁止となった。そのため、約1年ほど上海市でライブを行なうことができなくなるなど、バンドやメンバーの年齢を重ねてもいつまでも話題を振りまいていた。

上海語で歌を歌い、上海人らしさを全面にアピールしながら活動を続けているので、上海人以外は歌詞を聞き取れないが、お客のために毎回ライブのテーマを変え、飽きさせない内容にするなどの工夫や、ぶっ飛んだパフォーマンスが功を奏し、中国を代表するパフォーマンスアートバンドにまで上り詰めることになった。そのため、2016年2月のバンド解散時は、その情報が一気に知れ渡り、全国の中国ロックファンが大いに悲しむことになった。

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

EP

コラボレーション・アルバム

ソロ発表曲 

曲名アルバム名発表年備考
(曲名不明)2002 迷笛現代音楽節 Live2002/7▼VCD
九八年的夏天通俗歌曲VOL.2272002/9
向橘红色的天空叫喊我愛揺滾楽152002/12
你上海了我,还一笑而过通俗歌曲VOL.3052005/12
你上海了我,还一笑而过C2006/5
朋克都是娘娘腔我愛揺滾楽602007/2
上海欢迎你揺滾上海20092009/11/28クレジットは頂楼的馬桶団
我想为你唱一首顶楼马戏团的歌2011流感音楽季 流行合輯2011/5/27
越来越快和諧福2011/11/2
进来白相相We Are Shanghai2012/1/13
义务为豪大大鸡排所做额广告歌2013/5/17
结婚吧金色推土機2013/9/15
五百万We Are Shanghai VOL.32014/1/10

参加アルバム 

アーティスト・バンド名曲名アルバム名発表年参加形態備考
毛豆+陸晨薄雾河馬在岸辺瘋狂地磨牙2008/1サンプリング曲は「木头和草」
五条人楽隊一些風景2012/5/25男性バックボーカル2曲参加

主要なライブ・コンサート

外部リンク