劉崢嶸

劉崢嶸（リィウジォンルゥォン、Liu Zhengrong、1971年1月16日 -）は、北京市在住のボーカリスト。

経歴

父母と兄は民族楽器の演奏をするなど、音楽一家であった。5歳の時、母に付き添って二胡を勉強し始めた。1982年、全国少年児童器楽比賽に出場し、銀賞を獲得した。1983年には、中国音楽学院附属中学器楽系（楽器科）に入学し、二胡を専攻した。そこで6年に渡り、正式に楽器演奏と音楽理論を教育した。

1987年には、五月天楽隊のキーボーディスト兼ボーカリストとなり、ロックミュージシャンの道を歩みはじめた。

1989年には中国音楽学院附属中学を卒業した。同年、五月天楽隊は解散となったため、1人で音楽活動を始めるようになる。

1990年、北京第一外国語学院に入学し、英語を勉強する。同年、北京工人体育館で行なわれた大型ロックコンサートに出演、最初に創作した曲「摇滚男孩」を歌った。

1992年、学院を卒業した後、「无法逃脱」のミュージックビデオを撮影した。

1993・4年頃、指南針楽隊のアルバム『選択堅強』に収録された「我没有远方」のバックボーカルに参加した。

1994年夏には、羅琦脱退後のボーカリストとして指南針楽隊に加入した。以降、指南針楽隊は彼が作詞作曲の大半を手がけており、バンドの中心人物的存在になった。

指南針楽隊での活動の傍ら、一時期、崔健のバンドの専属ラッパーとなったことがある。バンド活動以外に、テレビドラマの主題歌を創作・歌う機会が増えた。

2000年には、迦百儂酒吧で毎週ソロライブを行なったほか、1人で外地でライブを行なうなど、指南針楽隊以外でのライブも行なうようになっていった。

2001年、崢嶸音楽組を結成した。メンバーは中国電影楽団青年民族音楽家によって構成されており、民族音楽とポップの融合を目指した。

2004年、US楽隊を結成した。12月、中国広播民族楽団の一員として台湾でコンサートを行なった。

2007年頃、北京市の深呼吸楽隊に加入し、ボーカルを務めた。同年頃からは、浙江省杭州市の旅行者酒吧でライブバー専属歌手として活動を始めた。