「唐朝楽隊」の版間の差分

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*[[帝都DISCO広場/1994年7月15日|1994年7月15日 陝西省西安市 帝都DISCO広場]]
 
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*[[帝都DISCO広場/1994年7月16日|1994年7月16日 陝西省西安市 帝都DISCO広場]]
 
*[[帝都DISCO広場/1994年7月16日|1994年7月16日 陝西省西安市 帝都DISCO広場]]

2021年1月1日 (金) 14:58時点における版

唐朝楽隊
Tangchao 42.jpg
基本情報
中国語名(簡体字) 唐朝
中国語名(繁体字) 唐朝
拼音 Tangchao
発音転記 タンチャオ
英語名・外国語名 TANG DYNASTY
出身地 北京市
ジャンル プログレッシブメタルヘビーメタルハードロック
活動期間 1988年末 - 1989年6月
1989年後半 -
影響 Yes・Rush
メンバー 丁武
劉経緯
付大龍
顧中
趙年
2002年の写真。左から:陳磊顧中丁武老五趙年
2004年9月24日、上海市で行なわれたコンサートより。左から:老五丁武。(撮影:YIREN
1994年12月17日、香港で行なわれた揺滾中国楽勢力演唱会より。左から:老五王勇(サポート)・丁武
2001年6月28日、CD CAFEで行われたライブ。左から:顧忠丁武陳磊趙年
1stアルバム発売時のメンバー。左から:趙年丁武劉義君張炬
2ndアルバム時(1997-1999/6)のメンバー。左から:趙年Kaiser Kuo丁武顧中
2006年の写真。左から:顧中陳磊丁武趙年老五
バンドのロゴ。
左から:SARPO・Kaiser Kuo。(写真:摇滚客
4thアルバムのための写真。左から:陳磊趙年丁武顧中

唐朝楽隊(タンチャオ、Tangchao)は、北京市で活動しているプログレッシブメタルバンド。中国を代表するメタルバンドである。

メンバー

過去に在籍したメンバー

サポートメンバー

経歴

本格派メタルバンドの誕生

1988年末、かつて黒豹楽隊のメンバーだった丁武やロックミュージシャン仲間のベーシスト張炬アメリカ人2人の合計4人が意気投合して唐朝楽隊を結成する。バンド名はアメリカ華僑Kaiser Kuoが名付けた。丁武張炬は、アメリカ人2人から技術的な面や、音楽的に多大なる影響を受ける。

1989年6月にはアメリカ人2人は帰国、丁武張炬も地方へ行き、唐朝楽隊は解散した。

やがて帰郷した丁武張炬は唐朝楽隊の継続を心に決め、ギタリスト老五劉義君)と経験豊富なドラマー趙年をメンバーに加え、活動を再開した。練習は、友達の楊軍の助けにより、中央美術学院12階建て宿舎の一室で行なわれた。楽器も壊れたものを使用したり、食事もままならなかったが、作品を創作し続けた。

1990年2月17日、首都体育館で開かれた1990現代音楽演唱会に出演した。5月1日、台湾魔岩唱片滾石唱片)と契約し、レコーディングを開始した。

アジアを代表するバンドへ

1992年12月、1stアルバム『唐朝』を発売した。アルバムはその音楽性の高さから、中国で大ヒットとなったほか、台湾香港韓国東南アジア日本等、海外でも発売され、総売上枚数は、200万であった。メンバーの身長はみな180cm以上であり、ビジュアル面でも海外のハードロックバンドに決して負けないほどのインパクトを与えた。

ライブ活動は中国国内だけに止まらず、1993年2月、ドイツ・ベルリンで行なわれた「中国前衛文化月間」に参加したほか、そしてドイツの4都市を巡演した。4月には、「梦回唐朝」のミュージック・ビデオが、「MTVアジア最優秀MTV賞」に輝いた。

1994年10月、日本・福岡県福岡市で開かれた「国際文化節」に参加、中国現代文化と新音楽の代表者となる。12月17日には、香港で行なわれた揺滾中国楽勢力演唱会に参加した。

ロックバンドとして頂点を極めつつあったが、1995年5月11日に張炬が交通事故に遭い、亡くなった。ムードメーカーであった彼の死により、唐朝楽隊は解散の危機を迎える。

低迷期からようやく復活へ

1995年7月、元・呼吸楽隊顧中をメンバーに加え、活動を再開した。8月には老五が脱退し、再び解散の危機となる。同年末、魔岩唱片との契約が満了となった。

1996年初になり、Kaiser Kuoが中国に戻ってきて、唐朝楽隊の練習に参加する。8月には正式に加入し、ここにおいて新たなる唐朝楽隊が誕生した。ただ、張炬死後から1997年までのバンド状態は決して良いものではなく、活動らしき活動はあまり行なっていない。

1998年になると、ニューアルバム発売に向けて本格的に活動を開始、ライブでは新曲をたくさん披露していく。9月になり、北京京文音像公司と契約、12月には2ndアルバム『演義』を発売する。1stアルバム発売から6年、再び世間の注目を浴びることとなった。

成熟期へ

1999年6月、5月に起きたNATOのユーゴ中国大使館誤爆事件に際して、丁武Kaiser Kuoの意見が食い違ったことが原因により、Kaiser Kuoがバンドを脱退してしまう。その1ヶ月後には、鉄風筝楽隊虞洋が臨時メンバーとして加入した。彼は、身長が170cm代と唐朝楽隊の中では見劣りするが、そのテクニックは素晴らしく、老五Kaiser Kuoの後継者としても決して負けていなかった。やがて、正式なメンバーとなる。12月には、ロックバンドとして、テレビ中央電視台に出演するという快挙を成し遂げた。

2000年3月1日には、『演義』と台湾オリジナルシングルが台湾で発売、数週間で5000枚を売り、台湾でも多くのファンがいたことを再認識させた。10月5日、虞洋が脱退し、陳磊が加わった。

2002年初、老五が復帰した。アジア最高のギタリストの復帰はファンにとってうれしい話であった。

2007年8月、世紀星碟文化有限公司と契約した。

2008年6月、結成20周年記念となる3rdアルバム『浪漫騎士』が発売となった。

2009年1月、老五は再度バンドを脱退した。

2013年11月8日、4thアルバム『芒刺』が発売となった。

2019年1月、新しいギタリストが2名加入し、唐朝楽隊は再始動した。

評価

1stアルバム当初は、アジアを代表するメタルバンドの1つとして位置付けされた。実際にこれまでアジア音楽を聴いたことがない多くの海外のメタルファンが唐朝楽隊のアルバムを聴いて好評価を下している。中国という共産圏出身、欧米のロッカーと見間違うような長髪に身長180cm以上のビジュアル、アメリカ人監督を起用した「梦回唐朝」の高いクオリティのミュージック・ビデオなど、滾石唱片のプロモーションの効果によるものが大きかった。中国ロックバンドと言えば、唐朝楽隊という人も未だに多い。ただ、1stアルバム発売後は、当時の北京ロック界に蔓延していたと言われる、薬の問題や、張炬の死を含めたメンバー交代による長い低迷期を過ごすことになってしまい、また海賊盤問題に関連する中国ロック自体の売れ行きの低迷などの影響を受け、2ndアルバム、3rdアルバム発売まで時間がかかりすぎてしまった。ライブやコンサートでは集客力はまったく衰えず、演奏テクニックも、同時期から活動している他のバンドと比較しても、一歩抜き出ており、中国を代表するバンドとしてふさわしいバンドである。

ただ、後から発売されるアルバムはどんどん評価を落としており、『浪漫騎士』で少し落ち着いた感じのメタルになったと思いきや、『芒刺』ではファンの期待に答えるような激しいメタルに戻るなど、迷走しているような感じも見受けられる。

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

EP

シングル

ソロ発表曲 

テンプレート:Solo List 50

参加アルバム 

アーティスト・バンド名曲名アルバム名発表年参加形態備考
北京揺滾群星夜色告別的揺滾1995演奏(クレジットにはないがメンバー全員が参加)
郭峰怀抱懐抱1999バックボーカル(複数で)非売品
郭峰怀抱経典郭峰2000バックボーカル(複数で)▼MVも
夜晩的騎士九拍I kill you my woman2002詞曲
夜晩的騎士九拍通俗歌曲VOL.2452003/5詞曲
天堂之門楽隊国际歌第三届附中現代音楽節2008/7編曲(クレジットにはないが、唐朝楽隊バージョンで演奏)
天堂之門楽隊天堂第四届附中現代音楽節2010詞曲
藍墻楽隊国际歌第四届附中現代音楽節2010編曲(クレジットにはないが、唐朝楽隊バージョンで演奏)
驚叫基督楽隊梦回唐朝(翻唱)永戦之海2011/10/15詞曲

出演

媒体曲名収録ソフト名発表年参加形態備考
VCD摩登天空有声音楽雑誌 CALENDAR1999インタビュー
テレビ手拉手同一首歌 新北京新奥運 北京申辦2008奥運会2001演奏(黒豹楽隊蛍火虫楽隊輪回楽隊零点楽隊と)2008年オリピック誘致運動コンサートより▼海賊盤VCDあり
VCD音楽王国0022004/10自己紹介
DVD唐朝和平天空演唱会陳磊 八只手2008/5/13演奏2005年7月1日、和平的天空-記念世界反法西斯戦争勝利60周年大型演唱会より

主要なライブ・コンサート

外部リンク