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2019年10月27日 (日) 01:32時点における版
| 指南針楽隊 | |
|---|---|
 2017年の写真。（写真：指南针乐队） | |
| 基本情報 | |
| 中国語名（簡体字） | 指南针 |
| 中国語名（繁体字） | 指南針 |
| 拼音 | Zhinanzhen |
| 発音転記 | ジナヌジェヌ |
| 英語名・外国語名 | The Compass |
| 別名 | 羅琦&指南針 |
| 出身地 | 北京市 |
| ジャンル | オルタナティブ・ハードロック・ジャズ・フュージョン |
| 職業 | プロモーションバンド・バックバンド |
| 活動期間 | 1991年12月 - |
| メンバー |
劉崢嶸 周迪 任罕 鄭朝暉 郭亮 苑丁 |
指南針楽隊（ジナヌジェヌ、Zhinanzhen）は、北京市で活動しているバンド。かつて中国最高の女性ロックボーカリスト・羅琦が在籍し、アルバムを発売したり、数多くのコンサートを開いた。
メンバー
- 劉崢嶸（丑丑） ボーカル（2004年夏 -） -- 男性。
- 周迪 ギター（1991年12月 -）
- 任罕 ベース（2017年? -）
- 鄭朝暉 ドラム（1991年12月 -）
- 郭亮 キーボード（1991年12月 -）
- 苑丁 サックス（1992年前半 -）
過去に在籍したメンバー
- 胡暁海 ベース（1991年12月 - 1992年前半）
- 喬立辰 ボーカル（1992年）
- 羅琦 ボーカル（1992年前半 - 1994年春） -- 女性。
- 洛兵 作詞（1992年前半 - 2004年） -- ライブには参加していないが、専門の作詞家として参加。
- 岳浩昆 ベース（1992年前半 - 2016年?）
経歴
前身は四川省成都市の黒馬楽隊で、1991年12月に更なる音楽発展のために北京市に来た。そこで、王暁京に認められ、周迪・郭亮・鄭朝暉・胡暁海らは指南針楽隊を結成する。その後、遅れて当時17歳の女性・羅琦のほか、苑丁・岳浩昆が加入し、メンバーが揃う。また、専属の作詞家として、洛兵もバンドに参加した。
結成から半年も経たずにアルバムをレコーディング（のち1994年に発売）する。この時の彼らは様々な音楽スタイルをフュージョンしたバンドであった。その後、浙江省杭州市・山東省青島市・湖北省武漢市・陝西省西安市・重慶市・四川省成都市等の各地でコンサートを開いた。1993年5月12日には、羅琦が喧嘩をし、左眼を失うというハプニングに巻き込まれる。
やがて1994年春になり、羅琦がバンドを脱退してしまうが、1stアルバム『選択堅強』が発売となった。収録曲の「我没有远方」、「随心所欲」は上海市・湖北省武漢市・遼寧省大連市・遼寧省瀋陽市・江蘇省南京市・広東省広州市・北京市などのラジオのヒットチャートで1位に輝く。また、『選択堅強』が雑誌『上海電視』の1994年度の大陸・香港・台湾流行音楽10大アルバムのトップとなったほか、雑誌『当代歌壇』では1994年度大陸最優秀歌手と評された。香港や日本でもアルバムが発売となり、各地の媒体でもアルバムが紹介された。同年夏には新しいボーカリストとして、劉崢嶸が加入した。
劉崢嶸が加わったとはいえ、羅琦のバックバンド的存在であった指南針楽隊にとって、羅琦の脱退は致命的であった。その後しばらくの間は活動が停滞し、生活のために香港安恒利公司の宣伝バンドとして活動したこともあった。
1997年初には、北京京文音像公司と正式契約、11月にはアルバム『無法逃脱』を発売した。
アルバム発売前後から、バンド活動が減っていった。それは各メンバーがポップ歌手のバックバンドを務めたり、ポップ歌手のために曲を提供したりすることが中心となっており、その理由としてすでにロックな感触が消え薄れたことによるそうである。バンドとしては、商業的なコンサートの依頼がない限り、一緒に活動をする事はないと宣言している。
2004年8月6日、寧夏回族自治区銀川市の賀蘭山の麓で行なわれた中国揺滾的光輝道路大型音楽節に、羅琦&指南針楽隊として出演した。羅琦の指南針楽隊脱退後、久々の一緒の活動であった。
ディスコグラフィー
スタジオ・アルバム
ソロ発表曲
| 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 请走人行道（RADIO VERSION） | POP AND ROCK IN CHINA | 1993 | 羅琦がボーカル |
| 请走人行道 | POP AND ROCK IN CHINA | 1993 | 羅琦がボーカル |
| 请走人行道 | 揺滾北京 | 1993 | 羅琦がボーカル |
| 请走人行道 | 揺滾衝撃波2 | 1994 | 羅琦がボーカル |
| 请走人行道 | 中国揺滾経典 | 1994 | 羅琦がボーカル |
| 请走人行道 | 九月国語経典 | 1994 | BMG MUSIC TAIWAN, INC.によるプロモーション・オムニバス・アルバム▽羅琦がボーカル▽『揺滾北京』と同じ▽クレジットは指南針合唱団 |
| 请走人行道 | 中国揺滾 | 1995 | 劉崢嶸（丑丑）がボーカル▼LD版 |
| 请走人行道 | 流行・揺滾 王暁京制作歌曲精選'90～'97 1 | 1997 | 羅琦がボーカル |
| 这一刻我是真心的 | 揺滾北京 | 1993 | 羅琦がボーカル▽中国盤カセットには収録されていない |
| 这一刻我是真心的 | 中国揺滾精華版（第二集） | 1994 | 羅琦がボーカル |
| 随心所欲 | 中国揺滾精華版（第一集） | 1994 | 羅琦がボーカル |
| 随心所欲 | 中国揺滾 | 1995 | 劉崢嶸（丑丑）がボーカル▼LD版 |
| 我没有远方 | 中国揺滾 | 1995 | 劉崢嶸（丑丑）がボーカル▼LD版 |
| 目的地 | 揺滾衝撃波1 | 1994 | 羅琦がボーカル |
| 目的地 | 中国揺滾 | 1995 | 劉崢嶸（丑丑）がボーカル▼LD版 |
| 回来 | 中国揺滾 | 1995 | 劉崢嶸（丑丑）がボーカル▼LD版 |
| 南郭先生 | 揺滾衝撃波1 | 1994 | 羅琦がボーカル |
| 南郭先生 | 中国揺滾 | 1995 | 劉崢嶸（丑丑）がボーカル▼LD版 |
| 不想再是孩子 | 中国群星大舞台VOL.2 星空燦爛 | 1996 | 『選択堅強』では「不想再是小孩」 |
| 幺妹 | 20世紀中国揺滾大系1 | 1999 | 『無法逃脱』と同じ▽劉崢嶸がボーカル▽『揺滾衝撃波3』も |
| 幺妹 | 揺滾十年 | 2010 | |
| 无法逃脱 | 実力再現 | 1997 | 劉崢嶸がボーカル▼MV |
| 无法逃脱 | 京文TV零号 | 1999/9 | 劉崢嶸がボーカル |
| 无法逃脱 | 京文時態零号 | 1999/9 | 劉崢嶸がボーカル▼MV |
| 我是一只小小鸟 | 吶喊 為了中国曽経的揺滾 | 2003/11 | 『不管過去怎様』と同じ |
参加アルバム
| アーティスト・バンド名 | 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 参加形態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 郭峰 | 怀抱 | 懐抱 | 1999 | バックボーカル（複数で） | 非売品 |
| 郭峰 | 怀抱 | 経典郭峰 | 2000 | バックボーカル（複数で） | ▼MVも |
| 田震 | 震撼 | 2000/6 | 編曲、演奏 | 3曲参加▽劉崢嶸と苑丁以外のメンバーが加わっている▽『水姻縁』も | |
| 田震 | 爱不后悔 | 喜洋洋世紀経典 | 2001/1 | 編曲、演奏 | |
| 田震 | 阿里山的姑娘 | 未了情 | 2001/10 | 編曲（張衛寧と） | |
| 屠洪綱 | 倾诉 | “Lose－放手”2001 | 2001 | 演奏 | |
| 孫楠 | 拯救 | 緑份的天空 | 2002/12 | プロデューサー（孫楠と）、演奏 |
主要なライブ・コンサート
- 1992年末 雲南省昆明市 紅色揺滾聖誕音楽楽
- 1993年7月18・19日 北京市 首都体育館 奥運－中国之夢
- 1994年末 北京市 94中国風演唱会
- 1994年 シンガポール 中国文化の代表として参加
- 1998年6月 河北省新郷市 新郷市体育中心足球場 第一届新郷揺滾音楽節
- 1998年12月24日 山西省太原市 巴尓狂歓夜九八中国揺滾勢力聖誕演唱会
- 1999年8月5日 北京市 海帆酒吧
- 1999年12月13日 北京市 朋友倶楽部
- 2000年2月25日 北京市 首都体育館
- 2000年6月21日 北京市 海帆酒吧
- 2000年9月16日 北京市 北京奥林匹克体育中心 2000年現代音楽演唱会
- 2000年12月24日 浙江省温州市 温州体育中心体育館
- 2001年5月17日 北京市 CD CAFE
- 2004年3月26日 北京市 人民大会堂 第十一届中国歌曲排行榜頒奨典礼 クレジット：羅琦&指南針楽隊
- 2004年8月6日 寧夏回族自治区銀川市 賀蘭山の麓 中国揺滾的光輝道路大型音楽節 クレジット：羅琦&指南針楽隊
- 2007年7月21日 重慶市 江北力帆休閑広場 盛世英煌夏威夷風情派対
- 2008年5月30日 北京市 愚公移山
- 2011年7月22日 北京市 炮局工廠青年旅舎
- 2014年6月13日 重慶市 金仏山風景区西大門 2014重慶金仏山世界杯狂歓音楽節
- 2016年10月22日 河南省鄭州市 河南省体育館
- 2016年11月25日 江蘇省蘇州市 蘇州独墅湖体育館
外部リンク
- 中国語
- 新浪網より。『無法逃脱』のアルバム発売前ぐらいの記事。
