紅旗街楽隊

紅旗街楽隊（ホォンチィジエ、Hongqijie）は、1990年代前半、吉林省長春市で活動していたバンド。

メンバー

1993年初、同じ学生寮で生活していた小剛と老田が、12歳の張于を誘ってバンドを結成した。しかし、みな楽器演奏の経験がなく、校内の音楽室で練習を続けた。

3ヶ月後、校内の音楽室でデビューライブを開いた。演奏した曲のうち、2曲は解放軍軍歌をアレンジしたものであった。その1ヶ月後、インディーズ1stEP『流氓』を制作して販売した。

その後、桂林市場横や長春人民広場などでライブを行なったが、その詞の内容から公安に目を付けられ、何度も妨害にあった。同年末、インディーズ1stアルバム『紅旗街』を発表した。

しかし結成から一年にも満たない時期に、張于の将来を危惧した母親からバンド脱退を宣告され、他の2人も、バンド継続を断念する。

数年後、『流氓』のカセット版がメンバーの許可もないまま、後街唱片や海賊盤CD SHOPで販売されていた。

その後暫くの間、メンバーの動向は不明だったが、1999年末、ラジオ・長春吉林交通文芸台の音楽番組『郭楊音楽雑誌』に出演した。

2002年になり、1993年に発売された『紅旗街』がCDとなって再版され、日本で販売された。（情報提供：白木様）