「花児楽隊」の版間の差分

提供:Chinese Rock Database
ナビゲーションに移動検索に移動
1行目: 1行目:
 
{{Infobox Musician
 
{{Infobox Musician
 
| name                = 花児楽隊
 
| name                = 花児楽隊
| image                = [[Image:Huaer_41.jpg|center|290px]]
+
| image                = [[Image:Huaer_51.jpg|center|290px]]
| iamge_caption        = 2005年の写真。左から:[[王文博]]・[[大張偉]]・石醒宇・[[郭陽]]。(写真:[http://ent.sina.com.cn/f/flowers/ 花兒楽隊新専輯《花季王朝》])
+
| iamge_caption        = 2019年1月の写真。(写真:[http://www.weibo.com/u/1445927334 花儿郭阳、新浪微博])
 
| chinesename_jiantizi = 花儿
 
| chinesename_jiantizi = 花儿
 
| chinesename_fantizi  = 花兒
 
| chinesename_fantizi  = 花兒
18行目: 18行目:
 
| genre                = [[ポップパンク]]・[[ダンス]]
 
| genre                = [[ポップパンク]]・[[ダンス]]
 
| occupation          =  
 
| occupation          =  
| years_active        = 1998年2月 - 2009年7月24日
+
| years_active        = 1998年2月 - 2009年7月24日<br />2018年12月 -
 
| influences          = GREEN DAY(初期)
 
| influences          = GREEN DAY(初期)
| current_members      = [[大張偉]]<br />[[王文博]]<br />[[郭陽]]
+
| current_members      = [[王文博]]<br />朱利傑<br />[[郭陽]]
 
   
 
   
 
}}
 
}}
28行目: 28行目:
 
[[Image:Huaer_21.jpg|thumb|2004年4月の写真。
 
[[Image:Huaer_21.jpg|thumb|2004年4月の写真。
 
左から:[[王文博]]・[[大張偉]]・石醒宇・[[郭陽]]。(写真:[http://ent.163.com/ent_2003/editor/music/musician/040423/040423_241367.html 花兒楽隊簽約百代 新歌Hip-pop])]]
 
左から:[[王文博]]・[[大張偉]]・石醒宇・[[郭陽]]。(写真:[http://ent.163.com/ent_2003/editor/music/musician/040423/040423_241367.html 花兒楽隊簽約百代 新歌Hip-pop])]]
+
[[Image:Huaer_41.jpg|thumb|2005年の写真。左から:[[王文博]]・[[大張偉]]・石醒宇・[[郭陽]]。(写真:[http://ent.sina.com.cn/f/flowers/ 花兒楽隊新専輯《花季王朝》])]]
 +
 
 
'''花児楽隊'''(ホアアル、Huaer)は、1990年代後半から2000年代後半にかけて、[[北京市]]で活動していたバンド。中国で最も若いロックバンドとしてデビューし、途中からはロックバンドとは言えなくなったが、マスコミやテレビなどへの露出が数多く、2000年代、最も中国人に名前を知られたバンドである。
 
'''花児楽隊'''(ホアアル、Huaer)は、1990年代後半から2000年代後半にかけて、[[北京市]]で活動していたバンド。中国で最も若いロックバンドとしてデビューし、途中からはロックバンドとは言えなくなったが、マスコミやテレビなどへの露出が数多く、2000年代、最も中国人に名前を知られたバンドである。
 
   
 
   
 
== メンバー ==
 
== メンバー ==
 
   
 
   
*'''[[王文博]]''' [[ボーカル]](1998年2月 -,1998年2月 - 2009年7月24日 [[ドラム]],2019年 - [[ボーカル]])
+
*'''[[王文博]]''' [[ボーカル]](1998年2月 -,1998年2月 - 2009年7月24日 [[ドラム]],2018年12月 - [[ボーカル]])
*'''朱利傑''' [[ギター]](2019年 -)
+
*'''朱利傑''' [[ギター]](2018年12月 -) -- 元・[[小愛与花児楽隊]]のメンバー。
*'''[[郭陽]]''' [[ベース]](1998年2月 - 2009年7月24日,2019年 -)
+
*'''[[郭陽]]''' [[ベース]](1998年2月 - 2009年7月24日,2018年12月 -)
 
   
 
   
 
=== 過去に在籍したメンバー ===
 
=== 過去に在籍したメンバー ===
91行目: 92行目:
  
 
2014年、メンバー間で再結成の話が持ちかけられたが、[[大張偉]]の賛同が得られなかったため、[[郭陽]]と[[王文博]]は新しい[[ボーカリスト]]と共に、2014年10月5日、[[小愛与花児楽隊]]を結成した。
 
2014年、メンバー間で再結成の話が持ちかけられたが、[[大張偉]]の賛同が得られなかったため、[[郭陽]]と[[王文博]]は新しい[[ボーカリスト]]と共に、2014年10月5日、[[小愛与花児楽隊]]を結成した。
 +
 +
2018年12月、[[王文博]]が[[ボーカル]]を務めることで、花児楽隊が再結成となった。
  
 
== ディスコグラフィー ==
 
== ディスコグラフィー ==
486行目: 489行目:
  
 
*[[富陽体育中心/2019年2月22日|2019年2月22日 浙江省杭州市 富陽体育中心]] 張宇(台湾)・海鳴威・王蓉・[[花児楽隊]]
 
*[[富陽体育中心/2019年2月22日|2019年2月22日 浙江省杭州市 富陽体育中心]] 張宇(台湾)・海鳴威・王蓉・[[花児楽隊]]
 
 
 
*[[浙江大学城市学院/2019年8月4日|2019年8月4日 浙江省杭州市 浙江大学城市学院体育館 2019潮舞会全国総決賽]] ゲスト [[花児楽隊]]・E少年家族・崔忠華
 
*[[浙江大学城市学院/2019年8月4日|2019年8月4日 浙江省杭州市 浙江大学城市学院体育館 2019潮舞会全国総決賽]] ゲスト [[花児楽隊]]・E少年家族・崔忠華
 
*[[延安吾悦広場/2019年9月28日|2019年9月28日 陝西省延安市 延安吾悦広場]] 2019花儿乐队延安明星见面会
 
*[[延安吾悦広場/2019年9月28日|2019年9月28日 陝西省延安市 延安吾悦広場]] 2019花儿乐队延安明星见面会

2020年3月29日 (日) 13:40時点における版

花児楽隊
Huaer 51.jpg
2019年1月の写真。(写真:花儿郭阳、新浪微博
基本情報
中国語名(簡体字) 花儿
中国語名(繁体字) 花兒
拼音 Huar
発音転記 ホアアル
英語名・外国語名 The Flowers
出身地 北京市
ジャンル ポップパンクダンス
活動期間 1998年2月 - 2009年7月24日
2018年12月 -
影響 GREEN DAY(初期)
メンバー 王文博
朱利傑
郭陽
1998年7月31日、KEEP IN TOUCHで行なわれたライブより。(撮影:YIREN
1999年頃の写真。左から:郭陽大張偉王文博
2004年4月の写真。 左から:王文博大張偉・石醒宇・郭陽。(写真:花兒楽隊簽約百代 新歌Hip-pop
2005年の写真。左から:王文博大張偉・石醒宇・郭陽。(写真:花兒楽隊新専輯《花季王朝》

花児楽隊(ホアアル、Huaer)は、1990年代後半から2000年代後半にかけて、北京市で活動していたバンド。中国で最も若いロックバンドとしてデビューし、途中からはロックバンドとは言えなくなったが、マスコミやテレビなどへの露出が数多く、2000年代、最も中国人に名前を知られたバンドである。

メンバー

過去に在籍したメンバー

  • 石醒宇 リードギター(2001年 - 2008年7月21日,2001年 - 2002年 サポート,2002年8月 - 2008年7月21日 正式メンバー) -- 当初はサポートメンバーであったが、2002年8月から正式メンバーとなった。脱退後はレストランチェーン店のビラ配りで、空いた時間にギターを弾いている。月収は5000元前後だが、それでも満足している。2011年5月1日、滾石30年北京演唱会にメンバーとして参加。
  • 大張偉 ボーカル & ギター(1998年2月 - 2009年7月24日)

サポートメンバー

経歴

新蜂音楽時代

大張偉王文博郭陽の3人によって結成された。結成当初、バンド名は無かったが、1998年2月、北京市忙蜂酒吧でライブを行なっていたところ、紅楓に見出され、彼が設立した新蜂音楽制作公司の専属アーティストとして活動を始める。この時、バンド名を「花児」とし、レコード会社からは「中国で最も若いロックバンド」として売り出された。

契約から1年も満たなかったが、1999年1月に1stアルバム『幸福的旁辺』が発売となった。15万本(海賊盤は推定100万本)を売り上げ、1999年度、最も売れたロックアルバムとなる。中国での高い評判を受け、同年2月には台湾魔岩唱片と契約し、12月には台湾香港でもアルバムが発売された。

香港の莫文蔚(カレン・モク)、台湾の楊乃文(フェイス・ヤン)も彼らの曲をカバーし、ポップスファンからも認知されるようになった。また、この頃からライブの際に、ギタリストをサポートメンバーとして加えるようになる。

6月19日にはロックコンサート・新郷第二届揺滾音楽節に有名バンドと共に参加したほか、地方で単独コンサートを開くなど、人気は急上昇していく。

2000年1月には、テレビ中央電視台の番組「同一首歌」に出演し、「花儿为什么这样红」を演奏した。ロックバンドが中央電視台の番組に出ることは非常に珍しいことであった。

2001年12月、2ndアルバム『草莓声明』が発売となった。

2002年3月1日には、韓国ソウルのTriport Hallで行なわれたコンサートに出演した。4月、愛楽運動靴のCMキャラクターとなる。同年半ば、シングル「I Love」(愛楽運動靴CM曲)が制作されたが、発売されることはなかった。10月、サポートギターを務めていた石醒宇が4人目のメンバーとして加入した。

2003年1月、オリジナルメンバーの3人が、新蜂音楽に対して不満を持ち、音楽活動を中止したほか、一切の媒体にも出演しなかった。やがて、裁判となる。12月、新蜂音楽との契約を解約した。

EMI百代時代

2004年、EMI百代と契約した。6月、3rdアルバム『我是你的羅密欧』が発売となった。音楽スタイルは以前のポップパンクではなく、韓国風ダンスミュージックスタイルや、ヒットCM曲をカバーしたりなど、アイドルバンドとして生まれ変わり、以前のファンを大きく驚かせた。このアルバムがきっかけで、以前のファンは離れていくことになったが、それ以上に新たなファンが付くことになり、コンサートやテレビ出演など、多忙な日々を過ごしていくことになる。

2005年7月28日、4thアルバム『花季王朝』が発売となった。

2006年前半、『花季王朝』と『我是你的羅密欧』の盗作疑惑をかけられ、あらゆるメディアやネット上でこの問題を取り上げられたため、EMI百代は今年の音楽賞レースには一切参加しないという声明を発表するなど、花児楽隊は大きな打撃を受けることになった。9月19日、5thアルバム『花天囍世』が発売となる予定であったが、収録曲の「大喜宙」のメロディが韓国の歌曲に似ているということで、発売日前日になり、急遽20万枚を全て回収する騒ぎとなった。10月26日、5thアルバム『花天囍世』が発売になった。

2007年9月28日、6thアルバム『花齢盛会』が発売となった。

EMI百代と契約してからは、毎年アルバムを発売し、何度も音楽ショーレースにエントリーされたが、そのたびに落選という形となった。それは、パクリ疑惑が出てから審査員も花児楽隊の音楽に対して非常に懐疑的なためである。人気やアルバムの売り上げなどは誰もが認めるところであるが、もしかしたらパクった曲ではないかという懸念が十分にあるためである。ある音楽評論家は音楽ショーレースで賞を獲得することは今後ありえないだろうと話していたが、結果的にパクリ疑惑浮上から解散まで何も獲得することはできなかった。

2008年7月21日、石醒宇はバンドを脱退した。7月末、映画『皇家刺青』を撮影した。12月、映画『熱血同盟』を撮影した。同月から、テレビ番組上で「新花怒放」ニューメンバー募集イベントを開き、4人目のメンバーをコンテストで決定することにした。

2009年6月21日、「歓散会」を開き、バンドは解散を宣言した。7月24日、雲南省昆明市のコンサートが最後の仕事になった。

解散後

バンドは解散していたが、結成10周年記念コンサートを開こうという話になり、2009年11月14日、北京市北京工人体育館花様十年・花児楽隊十周年演唱会を開いた。バンドは解散した後であったが、8000人の観客が押し寄せ、人気はまったく衰えていないことを証明した。

2011年5月1日、滾石30年北京演唱会に参加したが、このコンサートに参加するためだけの一時的な再活動であった。

2014年、メンバー間で再結成の話が持ちかけられたが、大張偉の賛同が得られなかったため、郭陽王文博は新しいボーカリストと共に、2014年10月5日、小愛与花児楽隊を結成した。

2018年12月、王文博ボーカルを務めることで、花児楽隊が再結成となった。

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

ベスト・アルバム

リミックス・アルバム

EP 

映像作品

プロモーション・シングル

ソロ発表曲 

テンプレート:Solo List 50

参加アルバム 

アーティスト・バンド名曲名アルバム名発表年参加形態備考
莫文蔚(カレン・モク)消灭你可以1999/4曲提供本来のタイトルは「破滅」
莫文蔚(カレン・モク)消灭亜洲製造2000/6曲提供
楊乃文(フェイス・ヤン)静止silence1999/9曲提供
江美琪(メロディ・チャン)快乐天使悄悄話2000部分編曲
江美琪(メロディ・チャン)静止美楽地Melody2002曲提供
伊能静小儿慢慢摇夢想的翅膀2008/5詞曲

出演

媒体曲名収録ソフト名発表年参加形態備考
映画消灭BROKEN DOWN PALACE1999主題歌アメリカの映画が台湾で公開された時、主題歌となった
VCD摩登天空有声音楽雑誌 CALENDAR1999インタビュー
VCD花儿等乐队 表演花絮唯音楽 2000>42000演奏練習風景を見ることができる
VCD追求 madame FIGARO2001/2演奏ライブが一部収録されている

主要なライブ・コンサート

外部リンク