零点楽隊
| 零点楽隊 | |
|---|---|
 | |
| 基本情報 | |
| 中国語名（簡体字） | 零点 |
| 中国語名（繁体字） | 零點 |
| 拼音 | Lingdian |
| 発音転記 | リンディエヌ |
| 英語名・外国語名 | Zero Point |
| 出身地 | 内モンゴル自治区呼和浩特市 |
| ジャンル | ポップロック・ポップ |
| 活動期間 | 1989年 - |
| メンバー |
|
零点楽隊（リンディエヌ、Lingdian）は、内モンゴル自治区呼和浩特市出身で、北京市で活動しているバンド。1990年代から2000年代前半にかけて、人気・実力と共に中国のポップバンドの頂点に輝いたバンドである。
メンバー
- ' ボーカル
- ' ギター
- ' ギター
- ' ベース
- ' ドラム
- ' キーボード
- 哈達 ボーカル（2008年12月 - ） -- 2009年、1stアルバム『酔涙』が完成した。2010年12月10日、2ndアルバム『天賜的故郷』が発売となった。2010年12月24日、内モンゴル自治区呼和浩特市の呼和浩特香格里拉大酒店でライブを行なった。
- 老五 ボーカル（2011年） -- すぐにバンドを脱退してしまった。ソロで音楽活動をしている。
過去に在籍したメンバー
サポートメンバー
経歴
1989年、内モンゴル自治区の呼和浩特で結成された。結成当時と1995年以降ではメンバーか異なる。1994年3月、周曉歐（Vo）が加入し、メンバーは、周曉歐（Vo）・大毛（G）・王笑冬（B）・朝洛蒙（Key）・二毛（Dr）となった。音楽はポップロック。ボーカル以外は、みなモンゴル族（ボーカルは漢族）。圖圖（Key）が加入していた時期もあった。1990年2月には、内蒙古・山西省・寧夏自治区・甘粛省等の地域を巡演する。
1990年12月に、王笑冬と二毛が上京する。1991年2月、残りのメンバーが上京し、北京で活動を始める。圖圖は上京後脱退した。1992年には、王昆の東方華夏芸術中心に入る。1993年からは、流行歌手のバックバンドとして、100以上もの会場で演奏を行い、実力をつけていった。
1995年3月になり、創作活動を開始し、アルバムをレコーディング。この頃には、周曉歐が加入していた。12月には、京文音像からデビューアルバム『別誤会』が発売。
1stアルバム発売時から6thアルバムまでメンバーは変わっていない
4thアルバム用に撮った写真
左から：二毛（Dr）・王笑冬（B）・
周曉歐（Vo）・大毛（G）・朝洛蒙（Key）
アルバムが好評で、収録曲の「愛不愛我」は1996年に30のラジオ曲のトップ1に輝いた。9月には日本のJVCがこのアルバムの海外販売権を獲得によって海外でアルバムが発売されるようになる。海外のメディアに“中国ポップスが世界舞台で戦っていく重大契機である”と称される。11月には、“中国流行音楽10年回顧”活動で、‘最優秀ミュージシャン’の称号を受ける。
1997年1月、2ndアルバム『永恒的起点』が発売。「愛不愛我」が50のラジオ曲のトップ1に輝く。同年の上海東方風雲榜（風雲ランキング）では、‘最優秀バンド’と評される。
1998年には、3rdアルバム『毎一夜毎一天』とベストアルバムが発売。「毎一夜毎一天」が50のラジオ曲のトップ1に輝き、中国原創歌曲総評榜（大陸オリジナルミュージック総合ランキング）では年度ベスト10曲になり、また零點楽隊は最優秀バンド”と評される。また、6月には第1回新郷揺滾音楽節に参加した。9月には、喜洋洋公司と3年契約する。
1999年頃の写真
1999年1月23日、雲南省昆明で行われた“拒絶毒品，珍愛生命（麻薬を拒み、命を大切に）”コンサートに8つのバンドとともに参加する。同年、4thアルバム『00:00:00』が発売となる。また、以前フフホトで行われたコンサートがVCD化された。
彼らは、商業路線を突き進んでいるため、北京のロッカー達から嫌われている（もしくは相手にされていない）が、バラードが好きな中国人からは最も受け入れられているバンドである。実際大陸で彼らのように商業路線を進もうとするバンドもいるが、黒豹楽隊以降、アルバムの数、発売本数（2000年現在：総計300万本）や人気面で、零點楽隊を超えるバンドは出現していない。ただ、あまりにも中国人好みの音楽を作りつづけているため保守的で、デビュー以来スタイルの変化もあまり見うけられない。時代に取り残されないことだけを祈るのみである。
1999年頃の写真
1999年のクリスマスには、北京展覧劇場でコンサートを開く（2DAYS）。数千人規模の会場で、しかも普通のロックライブの2～15倍の値段のチケットであったにも関わらず、コンサートを無事成功させたことは、彼らの地位が上昇したことを物語る。この時の音源が2001年1月になり、アルバムとなって発売された。
2000年10月8日には、北京工人体育場で行われた原創反盗維権大型演唱会に参加した。11月末には喜洋洋公司との契約を途中解除した。
2001年7月には、北京天中文化有限公司と契約した。9月28日には、‘全球華語曲排行榜（世界中国語歌曲ランキング）’で最優秀バンド賞を獲得し、中華世界最高のバンドとなった。
2002年1月、5thアルバム『没有什麼不可以』が発売となった。
1999年頃の写真
2003年5月、SARSキャンペーンソング「因為愛」をレコーディングした。9月、6thアルバム『越来越』が発売となった。10月17日、北京工人体育館で“零点楽隊北京演唱会”を開き、大成功を収めた。ゲストは、黒豹楽隊と台湾の動力火車（パワー・ステーション）が務めた。かつては、黒豹楽隊が中国のトップバンドとして君臨してきたが、ここにきて、零點楽隊が完全に黒豹楽隊を抜いて、実力・名実共に頂点を極めたと言える。12月27日、南昌市紅谷灘市政広場で行われた“2003中国・南昌揺滾音楽節”に出演した。
2004年4月、青島でのコンサートの後、大毛と朝洛蒙が麻薬使用で警察に逮捕され、それが原因で4月14日、大毛と朝洛蒙が脱退した。2人のサポートは、Funky末吉や韓松が務めた。5月、昨年10月17日の北京工人体育館でのコンサートが、アルバムとなって発売された。事件以後、たまにコンサートを開いていたが、事件の影響は大きく、精彩を欠いていた。8月、保利演芸経紀有限公司と契約し、新天地で新たな活動を始めることとなった。11月には、7thアルバムのレコーディングを行う。
2005年1月19日、7thアルバム『風雷動』が発売となった。2月26日、北京首都体育館で行われた“守望我們的精神家園：国家版権局版権保護－百名歌星演唱会”に参加した。7月1日、北京工人体育場で行われた“和平的天空－記念世界反法西斯戦争勝利60周年大型演唱会”に参加した。7月、大毛と朝洛蒙がバンドに復帰し、メンバーは本来の5人となった。
2006年10月1日、広東省増城市増城広場で行われた“首届中国（増城）揺滾&[口卑]酒狂歓節曁第五届新塘国際牛仔服装節”に参加した。
2007年4月4日、星光現場音楽庁で行われた“STAND UP站起来 慈善募捐演唱会（肺癌となったレコーディングエンジニア・D哥 李國強のためのチャリティライブ）”に参加した。5月、プロモーションシングル『不是不愛［ｲ尓］』を発表したが、すでにバンドは活動休止状態であった。7月22日、内モンゴル自治区鄂爾多斯成吉思汗旅遊区で行われた“首届鄂爾多斯草原揺滾音楽会”に参加した。9月7・8日、山西省太原の省城湖浜会堂でコンサートを行った。10月31日、吉林省長春の金尊酒［ﾛ巴］でライブを行った。12月28日、山東省泰安の農大南校体育館でコンサートを行った。
2008年2月、周曉歐がバンド脱退を発表した。
2009年初、哈達（Vo）と大猛（Dr）が加入した。10月30日、寧波の梁祝文化公園で行われた“把愛唱響 - 中国揺滾情歌演唱会”に参加した。
2010年4月、大毛・二毛が麻薬使用で逮捕された。同月、朝洛蒙も麻薬使用で逮捕され、メンバーのうち3人が逮捕されるという事態となった。
ディスコグラフィー
スタジオ・アルバム
ライブ・アルバム
- 零点工体演唱会（2004年5月）
ベスト・アルバム
- 最好的零点（1998年）
映像作品
プロモーション・シングル
ソロ発表曲
| 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 荒冢 | 青春無悔 高曉松作品集 | 1996 | かつて青銅器楽隊が演奏 |
| 共同的家 | 実力再現 | 1997 | ▼MV |
| 共同的家 | 中国人今天説不 | 1999 | 1999年5月13日深[土川]世界之窓で行われたNATOによるユーゴの中国大使館誤爆抗議コンサート▼VCD |
| 别误会 | 英雄有情 | 1996 | 1stアルバムと同じ |
| 别误会 | 実力再現 | 1997 | ▼MV |
| 别误会 | 20世紀中国揺滾大系1 | 1999 | 1stアルバムと同じ▽『揺滾衝撃波3』も |
| 别误会 | 京文TV零号 | 1999/9 | ▼MV |
| 爱不爱我 | 実力再現 | 1997 | ▼MV |
| 爱不爱我 | 音楽殿堂 | 1997 | |
| 爱不爱我 | 20世紀中国揺滾大系2 | 1999 | 2ndアルバムと同じ▽『揺滾衝撃波4』も |
| 爱不爱我 | 流行歌壇名人③ 20世紀中華歌壇名人百集珍蔵版 | 1999 | 2ndアルバムと同じ |
| 爱不爱我 | 同一首歌 相聚2000大型演唱会 | 2000 | CCTVの歌番組▼VCD |
| 爱不爱我 | Heineken 節拍2000 | 2000 | 「Heineken 節拍2000」のプロモーションCD |
| 爱不爱我 | 原創反盗維権大型演唱会 | 2000 | ライブ▼VCD |
| 爱不爱我 | 同一首歌 | 2001 | 以前VCDで出たもの▼DVD |
| 爱不爱我 | 相約新北京 同一首歌2002 | 2002 | CCTVの歌番組▼VCD |
| 爱不爱我 | 同一首歌 3周年精華版 | 2003/3 | CCTVの歌番組▽北京工人体育館2003年1月27日のコンサート▼VCD |
| 爱不爱我 | 十年輝煌中国歌曲排行榜1993-2002 1997年度十大金曲 | 2003 | |
| 爱不爱我 | 流行十年 | 2010 | |
| 回心转意 | 京文TV零号 | 1999/9 | ▼MV |
| 承受 | 京文時態零号 | 1999/9 | 1stアルバムと同じ |
| 送亲歌 | 京文時態零号 | 1999/9 | 1stアルバムと同じ |
| 送亲歌 | Heineken 節拍2000 | 2000 | 「Heineken 節拍2000」のプロモーションCD |
| 剪爱 | 真愛永恒 | 2000/1 | |
| 野百合也有春天 | 真愛永恒 | 2000/1 | 羅大佑の名曲をカバー |
| 等你把梦做晚 | 中国歌曲99年度排行榜 頒奨晩会 | 2000 | 1999年度に流行した曲のコンサート模様▼VCD |
| 相信自己 | 2000 | CBA（中国のバスケットボールリーグ）の主題歌▽5thアルバムとは若干異なる▽ホームページ上からダウンロードできた | |
| 梦 | 唯音楽 2000 | 2000 | ▼MV |
| 梦 | 喜洋洋世紀経典 | 2001/1 | |
| 爱太难 | 喜洋洋世紀経典 | 2001/1 | |
| 向快乐出发 | 向快楽出発。 | 2001 | 林依輪とデュエット▼MV監督：盛智明 |
| 向快乐出发 | 天作之合2 | 2003/10 | 林依輪とデュエット▼CT・CD・VCDあり |
| 战胜自己 | 天中群星 天作之合 | 2001 | |
| 战胜自己 | 騰飛，中国足球 | 2002/6 | CCTVで放映された大型歌番組▼VCD |
| 没有什么不可以 | 中国語ジャーナル 2002年9月号 | 2002/8 | |
| 没有什么不可以 | 十年輝煌中国歌曲排行榜1993-2002 2002年度十大金曲 | 2003 | |
| 没有什么不可以 | 天作之合2 | 2003/10 | ▼CT・CD・VCDあり |
| 好好过吧 | 十年輝煌中国歌曲排行榜1993-2002 2001年度十大金曲 | 2003 | |
| 好好过吧 | 天作之合2 | 2003/10 | ▼CT・CD・VCDあり |
| 你的爱给了谁 | 情定愛琴海原声帯 | 2004/1 | 連続テレビドラマ『情定愛琴海』挿入歌 |
| 牧歌 | 中国語ジャーナル 2005年8月号 | 2005/7 | 日本語タイトルは「牧歌」 |
| 粉墨人生 | 盗版猫 | 2009/9 | クレジットは周暁欧零点楽隊▽映画挿入歌▼DVDあり |
参加アルバム
| アーティスト・バンド名 | 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 参加形態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 付野與楽隊 長髪妹 ’94 中国之火壹 1994 演奏 『揺滾列車壹』も |
出演
| 媒体 | 曲名 | 収録ソフト名 | 発表年 | 参加形態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| テレビ 向快楽出発 同一首歌 新北京新奥運 北京申ban2008奥運会 2001 演奏（林依輪と） 2008年オリピック誘致運動コンサートより▼海賊盤VCDあり |
主要なライブ・コンサート
- 1990年 内モンゴル自治区 揺滾擂台賽 呼吸楽隊・零点楽隊・蒼鷹楽隊などが参加
- 1997年3月28日 上海市 上海体育館 第四届東方風雲榜頒奨盛典 最も歓迎された楽隊組合
- 1998年3月27日 上海市 上海体育館 第五届東方風雲榜頒奨盛典 最も歓迎された楽隊組合
- 1998年6月 河北省新郷市 新郷市体育中心足球場 第一届新郷揺滾音楽節
- 1998年夏 北京市 華聯商廈（石景山店）前広場
- 1999年1月23日 雲南省昆明市 拒絶毒品珍愛生命
- 2000年4月15日 上海市 上海大舞台 第七届東方風雲榜頒奨盛典 最も歓迎された楽隊
- 2000年10月28日 山東省済南市 済南体育場
- 2000年11月28日 湖北省武漢市 洪山体育館 武漢2000中国新音楽大型演唱会
- 2001年3月23日 北京市 首都体育館 星光閃耀2000年度中国歌曲排行榜頒奨晩会 公益歌曲特別賞『相信自己』
- 2001年9月7日 山東省浜州市 浜州体育館
- 2002年3月23日 広東省深圳市 喜之郎CiCi第二届音楽風雲榜頒奨盛典 年度最優秀楽隊
- 2002年3月29日 北京市 首都体育館 第九届中国歌曲排行榜年度頒奨盛典 最も歓迎された賞
- 2002年4月13日 上海市 上海大舞台 第二届雪碧我的選択中国原創音楽流行榜 年度最優秀楽隊・金曲（内地）「没有什么不可以」
- 2003年1月17日 北京市 首都体育館 第十届中国歌曲排行榜年度頒奨晩会 最優秀楽隊賞・年度十五大金曲「没有什么不可以」
- 2003年3月22日 上海市 上海大舞台 第十届東方風雲榜頒奨盛典 最も歓迎された楽隊・風雲成就賞
- 2004年3月12日 上海市 上海大舞台 第十一届東方風雲榜頒奨盛典 最優秀楽隊
- 2007年9月7日 山西省太原市 省城湖浜会堂
- 2007年9月8日 山西省太原市 省城湖浜会堂
- 2007年11月9日 雲南省昆明市 新亜洲体育城 音楽与愛同行——渤駿之夜
- 2007年12月28日 山東省泰安市 山東農業大学南校体育館
- 2008年2月19日 浙江省温嶺市 温嶺市体育館
- 2014年1月3日 河北省滄州市 滄州体育館
1989年、内モンゴル自治区の呼和浩特で結成された。結成当時と1995年以降ではメンバーか異なる。1994年3月、周曉歐（Vo）が加入し、メンバーは、周曉歐（Vo）・大毛（G）・王笑冬（B）・朝洛蒙（Key）・二毛（Dr）となった。音楽はポップロック。ボーカル以外は、みなモンゴル族（ボーカルは漢族）。圖圖（Key）が加入していた時期もあった。1990年2月には、内蒙古・山西省・寧夏自治区・甘粛省等の地域を巡演する。
1990年12月に、王笑冬と二毛が上京する。1991年2月、残りのメンバーが上京し、北京で活動を始める。圖圖は上京後脱退した。1992年には、王昆の東方華夏芸術中心に入る。1993年からは、流行歌手のバックバンドとして、100以上もの会場で演奏を行い、実力をつけていった。
1995年3月になり、創作活動を開始し、アルバムをレコーディング。この頃には、周曉歐が加入していた。12月には、京文音像からデビューアルバム『別誤会』が発売。
1stアルバム発売時から6thアルバムまでメンバーは変わっていない
4thアルバム用に撮った写真
左から：二毛（Dr）・王笑冬（B）・
周曉歐（Vo）・大毛（G）・朝洛蒙（Key）
アルバムが好評で、収録曲の「愛不愛我」は1996年に30のラジオ曲のトップ1に輝いた。9月には日本のJVCがこのアルバムの海外販売権を獲得によって海外でアルバムが発売されるようになる。海外のメディアに“中国ポップスが世界舞台で戦っていく重大契機である”と称される。11月には、“中国流行音楽10年回顧”活動で、‘最優秀ミュージシャン’の称号を受ける。
1997年1月、2ndアルバム『永恒的起点』が発売。「愛不愛我」が50のラジオ曲のトップ1に輝く。同年の上海東方風雲榜（風雲ランキング）では、‘最優秀バンド’と評される。
1998年には、3rdアルバム『毎一夜毎一天』とベストアルバムが発売。「毎一夜毎一天」が50のラジオ曲のトップ1に輝き、中国原創歌曲総評榜（大陸オリジナルミュージック総合ランキング）では年度ベスト10曲になり、また零點楽隊は最優秀バンド”と評される。また、6月には第1回新郷揺滾音楽節に参加した。9月には、喜洋洋公司と3年契約する。
1999年頃の写真
1999年1月23日、雲南省昆明で行われた“拒絶毒品，珍愛生命（麻薬を拒み、命を大切に）”コンサートに8つのバンドとともに参加する。同年、4thアルバム『00:00:00』が発売となる。また、以前フフホトで行われたコンサートがVCD化された。
彼らは、商業路線を突き進んでいるため、北京のロッカー達から嫌われている（もしくは相手にされていない）が、バラードが好きな中国人からは最も受け入れられているバンドである。実際大陸で彼らのように商業路線を進もうとするバンドもいるが、黒豹楽隊以降、アルバムの数、発売本数（2000年現在：総計300万本）や人気面で、零點楽隊を超えるバンドは出現していない。ただ、あまりにも中国人好みの音楽を作りつづけているため保守的で、デビュー以来スタイルの変化もあまり見うけられない。時代に取り残されないことだけを祈るのみである。
1999年頃の写真
1999年のクリスマスには、北京展覧劇場でコンサートを開く（2DAYS）。数千人規模の会場で、しかも普通のロックライブの2～15倍の値段のチケットであったにも関わらず、コンサートを無事成功させたことは、彼らの地位が上昇したことを物語る。この時の音源が2001年1月になり、アルバムとなって発売された。
2000年10月8日には、北京工人体育場で行われた原創反盗維権大型演唱会に参加した。11月末には喜洋洋公司との契約を途中解除した。
2001年7月には、北京天中文化有限公司と契約した。9月28日には、‘全球華語曲排行榜（世界中国語歌曲ランキング）’で最優秀バンド賞を獲得し、中華世界最高のバンドとなった。
2002年1月、5thアルバム『没有什麼不可以』が発売となった。
1999年頃の写真
2003年5月、SARSキャンペーンソング「因為愛」をレコーディングした。9月、6thアルバム『越来越』が発売となった。10月17日、北京工人体育館で“零点楽隊北京演唱会”を開き、大成功を収めた。ゲストは、黒豹楽隊と台湾の動力火車（パワー・ステーション）が務めた。かつては、黒豹楽隊が中国のトップバンドとして君臨してきたが、ここにきて、零點楽隊が完全に黒豹楽隊を抜いて、実力・名実共に頂点を極めたと言える。12月27日、南昌市紅谷灘市政広場で行われた“2003中国・南昌揺滾音楽節”に出演した。
2004年4月、青島でのコンサートの後、大毛と朝洛蒙が麻薬使用で警察に逮捕され、それが原因で4月14日、大毛と朝洛蒙が脱退した。2人のサポートは、Funky末吉や韓松が務めた。5月、昨年10月17日の北京工人体育館でのコンサートが、アルバムとなって発売された。事件以後、たまにコンサートを開いていたが、事件の影響は大きく、精彩を欠いていた。8月、保利演芸経紀有限公司と契約し、新天地で新たな活動を始めることとなった。11月には、7thアルバムのレコーディングを行う。
2005年1月19日、7thアルバム『風雷動』が発売となった。2月26日、北京首都体育館で行われた“守望我們的精神家園：国家版権局版権保護－百名歌星演唱会”に参加した。7月1日、北京工人体育場で行われた“和平的天空－記念世界反法西斯戦争勝利60周年大型演唱会”に参加した。7月、大毛と朝洛蒙がバンドに復帰し、メンバーは本来の5人となった。
2006年10月1日、広東省増城市増城広場で行われた“首届中国（増城）揺滾&[口卑]酒狂歓節曁第五届新塘国際牛仔服装節”に参加した。
2007年4月4日、星光現場音楽庁で行われた“STAND UP站起来 慈善募捐演唱会（肺癌となったレコーディングエンジニア・D哥 李國強のためのチャリティライブ）”に参加した。5月、プロモーションシングル『不是不愛［ｲ尓］』を発表したが、すでにバンドは活動休止状態であった。7月22日、内モンゴル自治区鄂爾多斯成吉思汗旅遊区で行われた“首届鄂爾多斯草原揺滾音楽会”に参加した。9月7・8日、山西省太原の省城湖浜会堂でコンサートを行った。10月31日、吉林省長春の金尊酒［ﾛ巴］でライブを行った。12月28日、山東省泰安の農大南校体育館でコンサートを行った。
2008年2月、周曉歐がバンド脱退を発表した。
2009年初、哈達（Vo）と大猛（Dr）が加入した。10月30日、寧波の梁祝文化公園で行われた“把愛唱響 - 中国揺滾情歌演唱会”に参加した。
2010年4月、大毛・二毛が麻薬使用で逮捕された。同月、朝洛蒙も麻薬使用で逮捕され、メンバーのうち3人が逮捕されるという事態となった。
外部リンク
- UTF-8
ソロ発表曲
| 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 備考 |
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出演
| 媒体 | 曲名 | 収録ソフト名 | 発表年 | 参加形態 | 備考 |
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