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| − | [[ | + | '''田震'''（ティエヌ ジェヌ、Tian Zhen、1966年 -）は、[[北京市]]で活動している「郷村揺滾（田舎のロック）の女王」との異名を持つ、女性シンガー。[[ヤオ族]]。 |
| − | + | == 経歴 == | |
| − | + | 1984年にデビューした。同年、『[[美麗的海湾（田震）|美麗的海湾]]』・『[[無名的小花（田震）|無名的小花]]』の2つのアルバムを発売する。 | |
| − | + | 1985年、侯徳鍵と知り合い、彼のバンド・[[花果山楽隊]]のメンバーとなる。同年、『[[蒙妮卡（田震）|蒙妮卡]]』・『[[漫歩人生路（田震）|漫歩人生路]]』・『[[荒城之月（田震）|荒城之月]]』を発売した。 | |
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| − | + | 1988年、[[西北風]]ブームに乗り、「我热恋的故乡」・「黄土高坡」を発表する。10月28日には、中国代表として来日、「YAMAHA世界流行歌曲コンクール」に参加した。 | |
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| − | + | 1990年には、国内の多くの大型コンサートに参加した。また、数多くの[[オムニバス・アルバム]]に曲を発表、このアルバムの売上が200万本となる。 | |
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| − | + | 1992年、再び来日し、中日国交正常化20周年記念コンサートに参加した。1993年、国家教委代表団に付き添い、[[アメリカ]]へ1ヶ月ほど訪問しコンサートを開く。そこで、[[華僑]]の熱烈な歓迎を受ける。同年、[[ヨーロッパ]]6ヶ国と[[日本]]でコンサートを開く。 | |
| − | + | 1994年3月、[[紅星生産社]]と契約する。同年、再び[[ヨーロッパ]]4ヶ国へ赴き、コンサートを開く。 | |
| − | + | 1995年9月には、「执着」を『[[紅星壹号]]』に発表し、全国のラジオヒットチャートで、好成績を収める。 | |
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| − | + | 1996年3月には、アルバム『[[田震（田震）|田震]]』を発売する。このアルバムは大ヒットとなり、10月には50万本を売上げ、[[香港]]の[[正東唱片公司]]からプラチナディスク賞を受ける。1997年発売の雑誌『中国百老匯』では、96年度10大アルバムに選ばれた。 | |
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| + | アルバムの大ヒットにより、田震も様々な賞を獲得する。7月には、新聞『北京青年報』で1996年流行歌壇再優秀女性歌手の称号を受ける。10月には、[[カナダ]]・メトロバンクーバーの中国語ラジオ局と娯楽生活雑誌共同主催による「名伶歌星龍鳳配」で最も受け入れられた歌手賞を獲得した。11月には、中国流行音楽10年回顧展歌手成就賞を獲得した。1997年1月には、[[香港衛視音楽台]]で、1996年度中国語TOP20審議委員特別推薦歌手賞に輝くなど、中国内外で高い評判を受けた。 | ||
| + | コンサート活動としては、1996年10月、「1996年アジア音楽祭」に中国代表として参加した。1997年2月6日には、[[中央電視台]]の『[[春節聯歓晩会]]』に出演し、国家にも正式に一流歌手として認められた。 | ||
| − | + | 4月2日には、[[紅星生産社]]から96紅星最高売上高アルバム賞を受ける。10月には、80万本を突破した（最後には90万本）。11月になり、[[紅星生産社]]からの2ndアルバム『[[順其自然（田震）|順其自然]]』を発売する。1998年1月、「干杯，朋友」が[[音楽生活報]]の97年度中国オリジナル曲ランキングで第4季度（冬）の大賞となり、同時に1997年の10大金曲（ベスト10）賞にも輝いた。4月には、98京粤港普通語群英会の群英大賞となる。 | |
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| − | + | 1998年7月、来日して「新世紀中文電視台成立記念大型コンサート」に出席した。8月30日には[[紅星生産社]]との契約が切れ、その後は[[喜洋洋公司]]と契約した。 | |
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| − | + | 2000年6月には[[喜洋洋公司]]移籍初のアルバム『[[震撼（田震）|震撼]]』を発売した。同月21日、[[山西省]][[晋城市]][[沁水県]]で「偽田震」が出現してコンサートを開くという、事件が起きた。田震のネームバリューがいかに大きいものかを物語る事件である。10月、『[[順其自然（田震）|順其自然]]』が[[日本]]で発売となり、そのプロモーションを兼ねて来日した。 | |
| + | 2001年5月には、「爱不后悔」が第八届東方風雲榜頒奨晩会で十大金曲に選ばれた。6月には、[[アメリカ]]へ行き、イリノア州芸術委員会から傑出流行音楽家奨の表彰を受ける。彼女の評価は[[アメリカ]]でも高いことが証明された。9月には[[マレーシア]]でコンサートを行ない、大成功を収めた。彼女のアルバムは、[[マレーシア]]における、大陸歌手売り上げNo.1を誇っており、[[マレーシア人]]は彼女のことを、「中国ロッククイーン」と称している。10月には、アルバム『[[未了情（田震）|未了情]]』を発売した。 | ||
| − | + | 2002年初には、シャンプー「蒂花之秀」のCM広告に出演した。その後、活動を一次休止する。 | |
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| − | + | 2003年、[[喜洋洋公司]]を解約し、8月には自らのプロダクション「自我出張」を設立し、マネージメントは「21東方」と契約した。 | |
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| + | 2005年6月15日、アルバム『[[38.5℃（田震）|38.5℃]]』が発売となった。 | ||
| + | 活動は順調であったが、血小板減少性紫斑病と判明したため、歌手活動を大幅に制限せざるを得なくなり、たまにテレビやイベントに出演することはあるが、ニューアルバムのレコーディングなどの予定はまったくない状態である。 | ||
| − | + | == トップ歌手への道 == | |
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| − | + | 純粋なロックシンガーとはいえないが、テレビ番組出演を断わったことで、歌手最大の宣伝媒体であるテレビ出演禁止となり、歌手生命を半ば絶たれながらも、新興のレコード会社である[[紅星生産社]]と契約して大ヒットアルバムを制作し、華麗に中国流行歌壇に再登場した彼女の人生は、正に揺滾（ロック）な人生といえよう。1980年代に活躍した流行歌手の多くは、90年代半ばまでには第一線から退くこととなった。彼（彼女）らに見られる共通点は個性がないということである。政府の意向の通りに活動を続けていけば、たしかに有名になれるし、仕事もあった。しかし、それでは個性を棄てることであり、本人自身が持っている良さを失ってしまったということである。その点、田震は、古い価値観にとらわれず、中国で最も良いミュージシャン達－ロックアーティスト達－のサポートを受けることによって、良さを存分に発揮し、その結果大多数の中国人に受け入れられることとなったのだ。 | |
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== ディスコグラフィー == | == ディスコグラフィー == | ||
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*[[東方風雲榜/第九届|2002年3月31日 上海市 上海大舞台 第九届東方風雲榜頒奨盛典]] 最も歓迎された女性歌手 | *[[東方風雲榜/第九届|2002年3月31日 上海市 上海大舞台 第九届東方風雲榜頒奨盛典]] 最も歓迎された女性歌手 | ||
*[[中国原創音楽流行榜/2002年4月13日|2002年4月13日 上海市 上海大舞台 第二届雪碧我的選択中国原創音楽流行榜]] 年度最も歓迎を受けた女性歌手（内地）・金曲（内地）「月牙泉」 | *[[中国原創音楽流行榜/2002年4月13日|2002年4月13日 上海市 上海大舞台 第二届雪碧我的選択中国原創音楽流行榜]] 年度最も歓迎を受けた女性歌手（内地）・金曲（内地）「月牙泉」 | ||
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*[[遷安迎新晩会|2007年12月27日 河北省遷安市 迎新晩会]] | *[[遷安迎新晩会|2007年12月27日 河北省遷安市 迎新晩会]] | ||
*[[寧夏体育館/2011年7月18日|2011年7月18日 寧夏回族自治区銀川市 寧夏体育館]] | *[[寧夏体育館/2011年7月18日|2011年7月18日 寧夏回族自治区銀川市 寧夏体育館]] | ||
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2018年2月10日 (土) 18:07時点における版
| 田震 | |
|---|---|
 2005年の写真。（写真：田震） | |
| 基本情報 | |
| 中国語名（簡体字） | 田震 |
| 中国語名（繁体字） | 田震 |
| 拼音 | Tian Zhen |
| 発音転記 | ティエヌ ジェヌ |
| 出生日 | 1966年 |
| 出身地 | 北京市 |
| 担当楽器 | ボーカル |
| ジャンル | ポップ |
| 職業 | 歌手 |
| 活動期間 | 1984年 - |
田震（ティエヌ ジェヌ、Tian Zhen、1966年 -）は、北京市で活動している「郷村揺滾（田舎のロック）の女王」との異名を持つ、女性シンガー。ヤオ族。
経歴
1984年にデビューした。同年、『美麗的海湾』・『無名的小花』の2つのアルバムを発売する。
1985年、侯徳鍵と知り合い、彼のバンド・花果山楽隊のメンバーとなる。同年、『蒙妮卡』・『漫歩人生路』・『荒城之月』を発売した。
1987年、初めて北京市でコンサートを行なった。この時歌った「最后的时刻」が大評判となる。
1988年、西北風ブームに乗り、「我热恋的故乡」・「黄土高坡」を発表する。10月28日には、中国代表として来日、「YAMAHA世界流行歌曲コンクール」に参加した。
順調に活動を続けるが、中央電視台の『春節聯歓晩会』で、用意された曲を歌うのを拒否したため、テレビ界から締め出され、もっとも重要なプロモーションが大きく制限される。
1990年には、国内の多くの大型コンサートに参加した。また、数多くのオムニバス・アルバムに曲を発表、このアルバムの売上が200万本となる。
1991年に連続テレビドラマ『夜深沈』の主題歌「未了情」を歌い、全国テレビドラマ10人の優秀歌手の称号を受ける。
1992年、再び来日し、中日国交正常化20周年記念コンサートに参加した。1993年、国家教委代表団に付き添い、アメリカへ1ヶ月ほど訪問しコンサートを開く。そこで、華僑の熱烈な歓迎を受ける。同年、ヨーロッパ6ヶ国と日本でコンサートを開く。
1994年3月、紅星生産社と契約する。同年、再びヨーロッパ4ヶ国へ赴き、コンサートを開く。
1995年9月には、「执着」を『紅星壹号』に発表し、全国のラジオヒットチャートで、好成績を収める。
1996年3月には、アルバム『田震』を発売する。このアルバムは大ヒットとなり、10月には50万本を売上げ、香港の正東唱片公司からプラチナディスク賞を受ける。1997年発売の雑誌『中国百老匯』では、96年度10大アルバムに選ばれた。
アルバムの大ヒットにより、田震も様々な賞を獲得する。7月には、新聞『北京青年報』で1996年流行歌壇再優秀女性歌手の称号を受ける。10月には、カナダ・メトロバンクーバーの中国語ラジオ局と娯楽生活雑誌共同主催による「名伶歌星龍鳳配」で最も受け入れられた歌手賞を獲得した。11月には、中国流行音楽10年回顧展歌手成就賞を獲得した。1997年1月には、香港衛視音楽台で、1996年度中国語TOP20審議委員特別推薦歌手賞に輝くなど、中国内外で高い評判を受けた。
コンサート活動としては、1996年10月、「1996年アジア音楽祭」に中国代表として参加した。1997年2月6日には、中央電視台の『春節聯歓晩会』に出演し、国家にも正式に一流歌手として認められた。
4月2日には、紅星生産社から96紅星最高売上高アルバム賞を受ける。10月には、80万本を突破した（最後には90万本）。11月になり、紅星生産社からの2ndアルバム『順其自然』を発売する。1998年1月、「干杯，朋友」が音楽生活報の97年度中国オリジナル曲ランキングで第4季度（冬）の大賞となり、同時に1997年の10大金曲（ベスト10）賞にも輝いた。4月には、98京粤港普通語群英会の群英大賞となる。
1998年7月、来日して「新世紀中文電視台成立記念大型コンサート」に出席した。8月30日には紅星生産社との契約が切れ、その後は喜洋洋公司と契約した。
2000年6月には喜洋洋公司移籍初のアルバム『震撼』を発売した。同月21日、山西省晋城市沁水県で「偽田震」が出現してコンサートを開くという、事件が起きた。田震のネームバリューがいかに大きいものかを物語る事件である。10月、『順其自然』が日本で発売となり、そのプロモーションを兼ねて来日した。
2001年5月には、「爱不后悔」が第八届東方風雲榜頒奨晩会で十大金曲に選ばれた。6月には、アメリカへ行き、イリノア州芸術委員会から傑出流行音楽家奨の表彰を受ける。彼女の評価はアメリカでも高いことが証明された。9月にはマレーシアでコンサートを行ない、大成功を収めた。彼女のアルバムは、マレーシアにおける、大陸歌手売り上げNo.1を誇っており、マレーシア人は彼女のことを、「中国ロッククイーン」と称している。10月には、アルバム『未了情』を発売した。
2002年初には、シャンプー「蒂花之秀」のCM広告に出演した。その後、活動を一次休止する。
2003年、喜洋洋公司を解約し、8月には自らのプロダクション「自我出張」を設立し、マネージメントは「21東方」と契約した。
2005年6月15日、アルバム『38.5℃』が発売となった。
活動は順調であったが、血小板減少性紫斑病と判明したため、歌手活動を大幅に制限せざるを得なくなり、たまにテレビやイベントに出演することはあるが、ニューアルバムのレコーディングなどの予定はまったくない状態である。
トップ歌手への道
純粋なロックシンガーとはいえないが、テレビ番組出演を断わったことで、歌手最大の宣伝媒体であるテレビ出演禁止となり、歌手生命を半ば絶たれながらも、新興のレコード会社である紅星生産社と契約して大ヒットアルバムを制作し、華麗に中国流行歌壇に再登場した彼女の人生は、正に揺滾（ロック）な人生といえよう。1980年代に活躍した流行歌手の多くは、90年代半ばまでには第一線から退くこととなった。彼（彼女）らに見られる共通点は個性がないということである。政府の意向の通りに活動を続けていけば、たしかに有名になれるし、仕事もあった。しかし、それでは個性を棄てることであり、本人自身が持っている良さを失ってしまったということである。その点、田震は、古い価値観にとらわれず、中国で最も良いミュージシャン達－ロックアーティスト達－のサポートを受けることによって、良さを存分に発揮し、その結果大多数の中国人に受け入れられることとなったのだ。
ただ、病気になり、活動が大幅に制限されることになったため、次第に彼女の名前は忘れ去られることになっていったのは残念である。
ディスコグラフィー
スタジオ・アルバム
- 美麗的海湾（1984年）
- 無名的小花（1984年）
- 蒙妮卡（1985年）
- 漫歩人生路（1985年）
- 荒城之月（1985年）
- 迷路女孩（1990年）
- 田震（1996年3月）
- 順其自然（1997年11月）
- 震撼（2000年6月）
- 水姻縁（2001年）
- 未了情（2001年10月）
- 38.5℃（2005年6月15日）
ベスト・アルバム
- 真的田震 精品集（1999年）
- 田震 20世紀中華歌壇名人百集珍蔵版（1999年）
- 雨中的鳥依然在飛（2001年12月）
アルバム・ボックス
- 乾杯，田震（2006年1月）
映像作品
ソロ発表曲
| 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 把我每个瞬间 | 中央電視台2004年 春節聯歓晩会 | 2004/1 | 春節聯歓晩会▼VCD |
| 真爱无限 | 花舞（宣伝碟） | 2004 | ▼中央電視台「紅旗飄飄李杰作品演唱会」でのライブ |
参加アルバム
| アーティスト・バンド名 | 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 参加形態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 百名歌星 | 让世界充满爱 | 譲世界充満愛 | 1986 | ボーカル（百名で） | |
| 百名歌星 | 让世界充满爱 | 輝煌郭峰 | 1996 | ボーカル（百名で） | |
| 百名歌星 | 让世界充满爱 | 原唱流行経典名曲第一輯 | 1997 | ボーカル（百名で） | |
| 百名歌星 | 让世界充满爱 | 原唱流行経典名曲 | 1997 | ボーカル（百名で） | |
| 百名歌星 | 世界属于你 | 世界属于你 | 1987 | ボーカル（複数で） | |
| 劉歓・王迪・張偉進・孫国慶・田震・毛阿敏・王小芳・中広少児合唱など | 五十亿的我们 | ? | 1987 | ボーカル（複数で） | アルバムに収録されているかどうか不明 |
| 紅星II号合唱団 | 孩子的天空 | 紅星II号 | 1996 | ボーカル（複数で） | |
| 群星 | 孩子的天空 | 純金金曲 | 1997 | ボーカル（複数で） | 『紅星II号』と同じ |
| 田震・零点・戴軍・黄倚珊・楊嘉松・儀曼・呉碧霞 | 拯救地球 | 楊娃娃1 | 1999 | ボーカル（複数で） | 1999年5月8日に起きたNATOの中国大使館誤爆事件直後に製作 |
| 郭峰 | 怀抱 | 懐抱 | 1999 | バックボーカル（複数で） | 非売品 |
| 郭峰 | 怀抱 | 経典郭峰 | 2000 | バックボーカル（複数で） | ▼MVも |
| 複数 | 夜玫瑰 | 2001 | ボーカル（複数で） | 『紅星II号』と同じ | |
| 許巍 | 留声十年 絶版青春 許巍北京演唱会 | 2005/10 | ゲスト出演 | クレジット記載無し | |
| 趙鵬 | 野花 | 王者無疆 | 2008/9 | 作詞 | |
| 陳楚生 | 野花 | 紅星20号 | 2014/12/30 | 作詞 |
出演
| 媒体 | 曲名 | 収録ソフト名 | 発表年 | 参加形態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| テレビ | 千百回期待 | ? | ? | ボーカル | いつの映像か不明▽映像を所有▼VCDあり |
| 連続テレビドラマ | 将愛情進行到底 | 1999 | 自動車修理工場の社長 | 上海が舞台の恋愛ドラマ▼VCDあり | |
| MV | 等你爱我 | 陳明幸福 | 2000 | 自動車修理工場の社長 | ドラマ『将愛情進行到底』をそのままMVとしているため、少し出演している |
主要なライブ・コンサート
‘郷村揺滾（田舎のロック）の女王’との異名を持つ、女性シンガー。 1966年生まれ。北京出身のヤオ族で、1984年デビュー。同年、『美麗的海湾』・『無名的小花』の、2つのアルバムを発売する。1985年、侯徳鍵と知り合い、彼のバンド・花果山楽隊のメンバーとなる。同年、『蒙［女尼］ka』・『漫歩人生路』・『荒城之月』を発売した。1987年、初めて北京でコンサートを行う。この時歌った「最後的時刻」が大評判となる。1988年、西北風ブームに乗り、「我熱恋的故郷」・「黄土高坡」を発表する。10月28日には、中国代表として来日、“YAMAHA世界流行歌曲コンクール”に参加した。年末には、“新時期十年金曲”や“1988年金星大型コンサート”等に参加した。
順調に活動を続けるが、中央電視台の春節聯歓晩会で、用意された曲を歌うのを拒否したため、テレビ界から締め出され、もっとも重要なプロモーションが大きく制限される。
1990年には、国内の多くの大型コンサートに参加した。また、オムニバスアルバムに曲を発表、このアルバムの売上が200万本となる。1991年に連続テレビドラマ『夜深沈』の主題歌「未了情」を歌い、全国テレビドラマ10人の優秀歌手の称号を受ける。
1992年、再び来日し、中日国交正常化20周年記念コンサートに参加した。1993年、国家教委代表団に付き添い、アメリカへ1ヶ月ほど訪問しコンサートを開く。そこで、華僑の熱烈な歓迎を受ける。同年、ヨーロッパ6ヶ国と日本でコンサートを開く。
2005年の写真
（写真：田震）
1994年3月、紅星生産社と契約する。同年、再びヨーロッパ4ヶ国へ赴き、コンサートを開く。1995年9月には、「執着」を『紅星壹号』に発表し、全国のラジオヒットチャートで、好成績を収める。
1996年3月には、『田震』を発売する。このアルバムは大ヒットとなり、10月には50万本を売上げ、香港の正東唱片公司からプラチナディスク賞を受ける。1997年発売の雑誌『中国百老匯』では、96年度10大アルバムに選ばれた。
アルバムの大ヒットにより、田震も様々な賞を獲得する。7月には、新聞『北京青年報』で1996年流行歌壇再優秀女性歌手の称号を受ける。10月には、カナダ大温哥華の中国語ラジオ局と娯楽生活雑誌共同主催による“名伶歌星龍鳳配”で最も受け入れられた歌手賞を獲得した。11月には、中国流行音楽10年回顧展歌手成就賞を獲得した。1997年1月には、香港衛視音楽台で、1996年度中国語TOP20審議委員特別推薦歌手賞に輝くなど、中国内外で高い評判を受けた。
紅星生産社のサイトより
コンサート活動としては、1996年10月、“1996年アジア音楽祭”に中国代表として参加した。1997年2月6日には、中央電視台の春節聯歓晩会に出演し、国家にも正式に一流歌手として認められた。
4月2日には、紅星生産社から“96紅星最高売上高アルバム賞”を受ける。10月には、80万本突破（最後には90万本）。11月になり、紅星生産社からの2ndアルバム『順其自然』を発売する。1998年1月、「乾杯，朋友」が「音楽生活報」の“97年度中国オリジナル曲ランキング”で第4季度（冬）の大賞となり、同時に1997年の“10大金曲（ベスト10）”賞にも輝いた。4月には、“98京粤港普通語群英会”の群英大賞となる。
1998年7月、来日して“新世紀中文電視台成立記念大型コンサート”に出席した。8月30日には紅星生産社との契約が切れ、その後は喜洋洋公司と契約した。
紅星生産社のサイトより
純粋なロックシンガーとはいえないが、テレビ番組出演を断わったことで、歌手最大の宣伝媒体であるテレビ出演禁止となり、歌手生命を半ば絶たれながらも、新興のレコード会社である紅星生産社と契約して大ヒットアルバムを製作し、華麗に中国流行歌壇に再登場した彼女の人生は、正に揺滾（ロック）な人生といえよう。1980年代に活躍した流行歌手の多くは、90年代半ばまでには第一線から退くこととなった。彼（彼女）らに見られる共通点は個性がないということである。政府の意向の通りに活動を続けていけば、たしかに有名になれるし、仕事もあった。しかし、それでは個性を棄てることであり、本人自身が持っている良さを失ってしまったということである。その点、田震は、古い価値観にとらわれず、中国で最も良いミュージシャン達－ロックアーティスト達－のサポートを受けることによって、良さを存分に発揮し、その結果大多数の中国人に受け入れられることとなったのだ。
2000年6月には喜洋洋公司移籍初のアルバム、『震撼』を発売した。同月21日、山西省沁水県で‘偽田震’が出現し、コンサートを開くという、事件が起きた。田震のネームバリューがいかに大きいものかを物語る事件である。10月8日には、北京工人体育場で行われた原創反盗維権大型演唱会に参加した。同月、『順其自然』が日本で発売となり、そのプロモーションを兼ねて来日した。
『震撼』のプロモーションのために撮られた写真
2001年5月には、「愛不後悔」が“第八届東方風雲榜頒奨晩会”で十大金曲に選ばれた。6月には、アメリカへ行き、イリノア州芸術委員会から“傑出流行音楽家奨”の表彰を受ける。彼女の評価はアメリカでも高いことが証明された。9月にはマレーシアでコンサートを行い、大成功を収めた。彼女のアルバムは、マレーシアにおける、大陸歌手売り上げNo.1を誇っており、マレーシア人は彼女のことを、「中国ロッククイーン」と称している。10月には、アルバム『未了情』を発売した。12月には、紅星生産社時代の曲と未発表曲を収録したベストアルバム『雨中的鳥依然在飛』が発売となった。
2002年初には、シャンプー「蒂花之秀」のCM広告に出演した。1月12日、広州の天河体育館でコンサートを行った。4月には、昨年の大陸コンサートの模様がVCDとなった『震翅高飛演唱会』が発売となった。その後、活動を一次休止する。
2003年、喜洋洋公司を解約し、8月には自らのプロダクション「自我出張」を設立し、マネージメントは「21東方」と契約した。9月16日、北京朝陽公園で行われた“2003首届中国国際飲料節”に出演した。12月14日、北京工人体育館で行われた“第五届中韓歌会”に出演した。
2005年6月15日、アルバム『38.5℃』が発売となり、北京硬石餐庁でアルバム発表会を行った。8月13日、北京工人体育館で行われた許巍の“絶版青春”ソロコンサートにゲスト出演し、「執着」と「日出」を歌った。
その後、血小板減少性紫斑病と判明したため、歌手活動を大幅に制限せざるを得なくなり、たまにテレビやイベントに出演することはあるが、ニューアルバムのレコーディングなどの予定はまったくない状態である。
- 1987年 北京市 国際流行歌曲歌唱大賽中国賽区選抜賽
- 1993年 中国工美之夜演唱会
- 1996年11月9日 北京市 首都体育館 中国流行楽十年回顧 歌手成就賞
- 1999年1月12日 四川省成都市 四川省体育館
- 2000年1月18日 広東省広州市 天河体育中心体育館
- 2000年2月25日 北京市 首都体育館
- 2000年3月31日 北京市 首都体育館 中国歌曲排行榜99年度頒奨晩会
- 2000年7月22日 広東省深圳市 深圳体育館
- 2000年8月27日 湖南省長沙市 賀竜体育館
- 2000年10月7日 吉林省長春市 長春五環体育館
- 2000年10月8日 北京市 北京工人体育場 原創反盗維権大型演唱会
- 2000年11月28日 湖北省武漢市 洪山体育館 武漢2000中国新音楽大型演唱会
- 2001年3月23日 北京市 首都体育館 星光閃耀2000年度中国歌曲排行榜頒奨晩会 十大金曲賞「爱不后悔」・最も歓迎を受けた女性歌手賞
- 2001年4月22日 広東省深圳市 深圳大劇院 喜之郎CiCi首届音楽風雲榜頒奨盛典 年度最優秀流行女性歌手（内地）・年度十大金曲（内地）「爱不后悔」
- 2002年3月23日 広東省深圳市 深圳大劇院 喜之郎CiCi第二届音楽風雲榜頒奨盛典 年度十大金曲（内地）「水姻缘」
- 2002年3月31日 上海市 上海大舞台 第九届東方風雲榜頒奨盛典 最も歓迎された女性歌手
- 2002年4月13日 上海市 上海大舞台 第二届雪碧我的選択中国原創音楽流行榜 年度最も歓迎を受けた女性歌手（内地）・金曲（内地）「月牙泉」
2004-04 泰国曼谷迷你演唱会
- 2007年12月27日 河北省遷安市 迎新晩会
- 2011年7月18日 寧夏回族自治区銀川市 寧夏体育館
- 2011年9月28日 内モンゴル自治区鄂尓多斯市 全民健身活動中心主体育場
- 2012年12月8日 広東省深圳市 深圳湾体育中心体育場 2012怒放揺滾英雄演唱会深圳站
- 2013年5月 安徽衛視『我為歌狂第一季』 司会者
- 2014年5月 安徽衛視『我為歌狂第二季』 司会者
