張楚

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張楚
Zhangchu 41.jpg
基本情報
中国語名(簡体字) 张楚
中国語名(繁体字) 張楚
拼音 Zhang Chu
発音転記 ジャン チュ
出生名 張紅兵
別名 紅苕
出生日 1968年11月17日
血液型 A
学歴 陝西機械学院
出身地 湖南省瀏陽市
担当楽器 ボーカル
ジャンル フォークロックフォークエレクトロニカ
職業 ホールスタッフ歌手
1990年代の写真。
1998年10月18日、KEEP IN TOUCH開店2周年記念ライブに参加。(撮影:YIREN
2008年7月5日のコンサートより。(撮影:YIREN
2008年7月5日のコンサートより。(撮影:YIREN
2008年7月5日のコンサートより。(撮影:YIREN

張楚(ジャン チュ、Zhang Chu、1968年11月17日 -)は、北京市で活動している歌手陝西省西安市出身で、最初に全国区で人気が出たロッカーである。

メンバー

過去に在籍したメンバー

サポートメンバー

経歴

音楽活動開始時期

8歳の時、両親とともに湖南省瀏陽市から陝西省西安市に移住した。10歳のときに、最初の家出をする。17歳のときに陝西機械学院に入学したが、中途退学した。

1987年に上京し、1988年、「西出阳关」・「bpmf」等の歌やアルバム『将将将』を制作した。この頃、ディスコなどのホールスタッフをしながら、生計を立てていた。穏やかな音楽スタイルとは異なり、非常にパンキッシュな容姿であった。

1991年頃、羅漢与行者楽隊を結成した。

1992年にはオムニバス・アルバム中国火壹』に発表した「姐姐」が大ヒットする。またこの頃、毒刺楽隊というバンドを率いていた。

1993年、魔岩文化レーベルと接触する前にレコーディングしたアルバム『一顆不肯媚俗的心』が発売となった。

魔岩三傑の1人として

1993年、魔岩文化と契約する。

1994年6月には、魔岩文化レーベルからアルバム『孤独的人是可恥的』を発売すると同時に、同レーベルからアルバムを発売した竇唯何勇とともに「魔岩三傑」と言われるようになる。このアルバムは高い評判を得て、北京ロック界で確固たる地位を築く。12月17日には、香港で行なわれた揺滾中国楽勢力演唱会に参加した。

1997年、アルバム『造飛機的工廠』が発売となり、また大型コンサートにも参加するなど、活動も順調であった。

迷走期

1999年はコンサートをほとんど行なっていなかったが、2000年になり新たなバンドメンバーを招聘し、コンサート活動を再開した。また、長年生活していた北京市を離れ、故郷の陝西省西安市に戻った。北京市での生活の圧力から逃げたかったためであった。

2002年1月17日、四川省成都市でライブを行なったが、その後、成都市を好きになって離れたくなかったため、3ヶ月もの間、教習所に通いながら成都市で暮らしていた。

コンサートにもたまに参加していたが、本調子ではなく、2004年8月6日のコンサート参加以降は、山東省青島市へ移住し、半ば隠居生活を送るようになった。同年末、北京市でバンドメンバーを召集した。このメンバーは、のちに張楚のバックバンドとなる、超級猴子楽隊を結成し、2005年まで共に活動をした。

樹音楽契約後

2006年3月、樹音楽と契約し、大型コンサートへの出演を中心に活動する。過去に発表した数々の人気の曲を演奏することで、コンサートはいつも盛況であった。

2009年、雪茄煙楽隊を結成した。

2013年12月14日には、上海市上海大舞台で初の大型単独コンサートとなる、孤独的人是可恥的コンサートを開いた。

2014年3月、ニューアルバム『清楚』が完成し、一部の曲をネットに発表したが、このアルバムは発売には至らなかった。

2016年から2017年にかけて、全国ツアーを行なった。

2019年7月、久々にアルバム『一部分』が発売となった。

音楽スタイルについて

  ロック界の大御所となった張楚であるが、音楽はいたってアコースティック。アルバム『孤独的人是可恥的』は、日本の70年代フォークを連想させる。日本ならばフォークソングの部類に分けられるであろう。ロックと扱われたのは、歌詞が人民の心理をついていて、社会に疑問を投げかけるような、当時の中国では少ないタイプの歌詞であったのと同時に、魔岩文化という唐朝楽隊竇唯何勇などロックアルバムを発売したレーベルから発売されたことにもよるだろう。

2002年頃からは、エレクトロニカに興味を持ち出し、次のアルバムにも、エレクトロスタイルの曲が収録される話が出るほどであったが、コンサートではやはりフォークスタイルの曲の演奏が中心である。

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

  • 一顆不肯媚俗的心(1993年)
  • 孤独的人是可恥的(1994年6月)
  • 造飛機的工廠(1997年11月)
  • 一部分(2019年7月) -- 久々に発表となったアルバム。長年新曲を聴く機会がなかったため、ずっとファンが待ちくたびれていた新曲が収録されている。期待の大きさが伺える通り、初回は近年では珍しく2000枚生産となった。デジパック方式。やがてレコードでも発売となったが、通常版と豪華セット版(豪華套盒)があり、豪華セット版は、4枚組レコードで、それぞれ『孤独的人是可恥的』・『造飛機的工廠』・『一部分』と、シングルで発表した4曲が収録されている1枚である。

コンセプト・アルバム

アルバム・ボックス

ソロ発表曲 

曲名アルバム名発表年備考
bpmf黒月亮A11991
走吧中国通俗歌曲集錦11992
社会主义好紅色揺滾1992
姐姐中国火壹1992/12張楚の名を世間に知らしめた大ヒット作品。一時期には誰もが口ずさんだ
姐姐中国人的音楽新世界(黒豹楽隊・中国火・艾敬)1992台湾のプロモーション・オムニバス・アルバム
姐姐駅動男人心I1994/5
姐姐大揺大擺1999/2
姐姐揺滾霊魂中国火1999/10▼MVも付いている
姐姐中国火2003
姐姐十年輝煌中国歌曲排行榜1993-2002 1993年度十大金曲2003
姐姐108個関鍵詞20132012年12月31日のライブ▽CD版のみ
孤独的人是可耻的中国人的音楽新世界(竇唯・張楚・何勇)1994/11/23台湾のプロモーション・オムニバス・アルバム
孤独的人是可耻的半唐番 unplugged1995/41stアルバムと同じ
孤独的人是可耻的熾熱中国火1995/9シンガポール・マレーシアのプロモーション・オムニバス・アルバム
孤独的人是可耻的揺滾中国楽勢力1995/10ライブ▼映像もあり
孤独的人是可耻的揺滾霊魂中国火1999/10
孤独的人是可耻的昨天2002映画の挿入歌▼映画VCDあり
蚂蚁蚂蚁中国人的音楽新世界(竇唯・張楚・何勇)1994/11/23台湾のプロモーション・オムニバス・アルバム
蚂蚁 蚂蚁揺滾中国楽勢力1995/10ライブ▼映像もあり
蚂蚁 蚂蚁大揺大擺1999/2
上苍保佑吃完了饭的人民中国人的音楽新世界(竇唯・張楚・何勇)1994/11/23台湾のプロモーション・オムニバス・アルバム
上苍保佑吃完了饭的人民揺滾中国楽勢力1995/10ライブ▼映像のみ
上苍保佑吃完了饭的人民揺滾中国楽勢力十年精選第二輯2001/41stアルバムと同じ
爱情中国人的音楽新世界(竇唯・張楚・何勇)1994/11/23台湾のプロモーション・オムニバス・アルバム
爱情揺滾中国楽勢力十年精選第一輯2001/41stアルバムと同じ
爱情中国揺滾手冊2006/5
厕所和床揺滾中国楽勢力1995/10ライブ▼映像もあり
认识了中国火II1996/8
冷暖自知ROCK IN CHINA1996
我的睫毛都快被吹掉了再見 張炬1997
将将将黒月亮A21997
结婚愛情麻辣燙1998映画『愛情麻辣燙(邦題:スパイシー・ラブスープ)』の挿入歌▽『造飛機的工廠』と同じか
这么大中国火III1998/10
棉花偉酷 一網打尽20002ndアルバムと同じ
吃苹果小酒館五周年紀念巡演2003/6ライブ▼VCD
变行记礼物2005/5
词语詩歌与声音2017/11/22
我心雀跃詩歌与声音2017/11/22
西出阳关好大的潮不明

参加アルバム 

アーティスト・バンド名曲名アルバム名発表年参加形態備考
姜昕啊咿咿花開不敗1996作曲
姜昕啊咿咿她們譲世界精彩1997作曲花開不敗』と同じ
姜昕欲望号外车花開不敗1996詞曲
謝東你就走吧為你再等候1996詞曲
複数既然我们是兄弟既然我們是兄弟1999ボーカル(複数で)非売品
丁武許巍周暁鴎・張楚・汪峰高旗李延亮巒樹馬上又陳勁礼物礼物2005/5ボーカル(複数で)
洪啓我想,我想黒夜的那顆心2013/6/26ボーカル(複数で)
李勁松声音拼贴詩歌与声音2017/11/22ボーカルサンプリング
劉歓走吧好大的潮不明詞曲
オムニバス黒月亮A11991レコーディングディレクター(複数で)全曲参加

出演

媒体曲名収録ソフト名発表年参加形態備考
ラジオ番組(一)九七回顾 - 张楚专访新音楽雑誌北京特刊(一)(二)1990後半インタビューカセットあり
連続テレビドラマ将愛情進行到底1999バーの客の役上海が舞台の恋愛ドラマ▼VCDあり
VCD  摩登天空有声音楽雑誌 CALENDAR1999インタビュー
テレビ番組 中国新音楽的N個瞬間2005/9出演者の語りの中で取り上げられている▼DVDあり
CD向日葵楊晨月光傾城2008/11/15インタビュー2007年7月、首届鄂尓多斯草原揺滾音楽会前に録音
舞台劇我就楽意這様寂寞了2010/8/30演奏▼DVDあり
ドキュメンタリーフィルム中国原創音楽20年2011インタビュー▼DVD

主要なライブ・コンサート

外部リンク