「眼鏡蛇楽隊」の版間の差分
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2011年10月16日 (日) 14:51時点における版
| 眼鏡蛇楽隊 | |
|---|---|
 | |
| 基本情報 | |
| 中国語名（簡体字） | 眼镜蛇 |
| 中国語名（繁体字） | 眼鏡蛇 |
| 拼音 | Yanjingshe |
| 発音転記 | イェヌジンショ |
| 英語名・外国語名 | Cobra |
| 出身地 | 北京市 |
| ジャンル | オルタナティブ・ハードロック |
| 活動期間 |
1989年5月 - 2000年9月 2003年 2004年 - 2005年 |
| メンバー |
王暁芳 肖楠 林那 万菲 |
『HYPOCRISY』アメリカ盤のカバーデザインより。
1990年代前半の写真。（写真：書籍『揺滾夢尋』）
眼鏡蛇楽隊（イェヌジンショ、Yanjingshe）は、1980年代末から2000年代前半にかけて、北京市で活動していたバンド。中国初のガールズロックバンドであり、唯一のガールズバンドであったため、女子楽隊とも呼ばれていた。国内外の多くのマスコミに取り上げられた。
メンバー
- 王暁芳 ドラム & ボーカル（1989年5月 - 2005年）
- 肖楠 ギター & ボーカル（1989年5月 - 2005年）
- 林那 ベース（2004年半ば - 2005年）
- 万菲 キーボード（2004年半ば - 2005年）
過去に在籍したメンバー
- 揚英 ベース（1989年5月 - 1992年4月）
- 虞進 キーボード（1989年5月 - 2000年9月）
- 林雪 サックス & フルート（1990年7月 - 1999年2月）
- 所以 ベース（1992年4月 - 2001年）
経歴
結成当初は、洋楽や中国民間歌謡のカバーバンドとして活動していた。
1990年2月、北京市の首都体育館で行なわれた90現代音楽演唱会に中国を代表するバンドの1つとして参加したが、この時参加したバンドの中でオリジナルの曲を持っていなかったのは眼鏡蛇楽隊だけであったため、オリジナル曲の必要性を感じるようになる。7月、林雪が加入し、それと前後して創作活動を始めた。
1992年3月8日、国際会議庁で行なわれたコンサートに参加した時は、オリジナル曲を5曲ほど発表したが、音楽スタイルに統一性が無いとして、不評だった。メンバーもそれを感じ、4月に所以が加入し、メンバーが王暁芳・所以・肖楠・虞進・林雪と固定した後から、新たに曲を創作する。次第に、眼鏡蛇楽隊のスタイルが出来あがっていった。9月18日、河北省秦皇島市でアートフィルム『孩子 太陽 世界』の撮影に参加した。そしてこのフィルムに関連して「不是游戏的年纪」をレコーディングしたが、この曲が『中国大揺滾 - 献給国際減災十年』に収録され、許可も無く販売されてしまう。
1993年2月、ドイツ・ベルリンで行われた「中国前衛文化月間」に崔健らとともに参加し、そしてドイツの4都市を巡演した。
1994年、北京市で初のアルバムのレコーディングを済ませた後、ミキシングとマスタリングを行なうために再びドイツへ赴く。その後、ヨーロッパ各国で30回ほどライブを行なった。そして、年内にはドイツのインディーズレーベルから『眼鏡蛇楽隊』を発売した。
1995年5月には、紅星生産社と契約した。10月には中国と香港で1stアルバムが発売となった。
1996年、アメリカの「第二十一回密歇根（ミシガン）国際女子音楽節」に参加したほか、ニューヨークの老舗ライブハウス・CBGBでライブを行なった。同時にアメリカで『HYPOCRISY』を発売し、CNNの取材を受ける。
中国初のガールズロックバンドとして、欧米のロックファンの注目を浴び、他の中国のバンドより多く海外公演を行なった。しかし、音楽的には未成熟なところがあり、アルバムの売り上げは他のバンドと比べると劣っていた。
1999年1月、紅星生産社との契約が切れ、2月には長年共に活動し続けた林雪が脱退し、調整期間に入る。8月になり、新蜂音楽と契約した。
2000年2月18日には2ndアルバムを発売した。9月には、虞進が脱退し、その後からは活動停止となった。
2001年、所以が脱退した。
2003年になり、一時的に活動を再開した。
2004年半ばになり、メンバーを加えて活動を再開したが、オリジナルメンバーの王暁芳や肖楠もその他の活動が忙しく、大きなコンサートに参加するだけの存在となっていた。
2005年、活動を停止した。
ディスコグラフィー
スタジオ・アルバム
ソロ発表曲
| 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 不是游戏的年纪 | 中国大揺滾 - 献給国際減災十年 | 1993/1/8 | |
| 不是游戏的年纪 | 揺滾衝撃波2 | 1994 | |
| 不是游戏的年纪 | 紅星壹号 | 1995/9 | |
| 不是游戏的年纪 | 正碟 | 1996 | 香港盤 |
| 自己的天堂 | 揺滾北京 | 1993 | 初めてのオリジナル作品 |
| 自己的天堂 | 揺滾衝撃波1 | 1994 | バンドクレジットは眼鏡蛇女子楽隊 |
| 自己的天堂 | 北京のロック・ライブ’93 | 1994/6 | ▼1993年ドイツコンサートの映像 |
| 自己的天堂 | 20世紀中国揺滾大系1 | 1999 | 『揺滾衝撃波3』も |
| 自己的天堂 | 紅色撞地球 揺滾系列 第壹輯 | 2003 | ▼MV▽VCD |
| 自己的天堂 | 紅星音楽十周年記念特輯 | 2005/2 | |
| 自己的天堂 | 中国新音楽勢力 紅星音楽生産社 | 不明 | 非売品▼MV |
| 交通灯 | 紅星3号 | 1996 | 『眼鏡蛇』とはプロデューサーの名前が異なる |
| 交通灯 | 紅星揺滾 2000上篇 | 1999 | 『眼鏡蛇』と同じ |
| 交通灯 | 紅星揺滾 2000上篇 | 1999 | ▼MV（CD版のみ） |
| 交通灯 | 紅色撞地球 揺滾系列 第壹輯 | 2003 | ▼MV▽VCD |
| 梦想 | 紅星五号 | 1998 | ボーカルは肖楠・王暁芳▽『眼鏡蛇』と同じ |
| 一扇门一堵墙一座坟 | 北京のロック・ライブ’93 | 1994/6 | ▼1993年ドイツコンサートの映像 |
| 错觉 | 北京のロック・ライブ’93 | 1994/6 | ▼1993年ドイツコンサートの映像 |
| 雾 | 花鳥魚虫 | 2000/1/28 | 『眼鏡蛇II』（CD版）と同じ |
| 1966 | 1966－我的紅衛兵時代 | 1993 | 映画の挿入歌 |
| 1966 | 卓越2000 | 2000/6 | MP3 |
| 谁也没醉 | 紅星壹号 | 記載無し | ▼MVあり（香港後期盤のみ） |
| 谁也没醉 | 紅色撞地球 揺滾系列 第壹輯 | 2003 | ▼MV▽VCD |
参加アルバム
| アーティスト・バンド名 | 曲名 | アルバム名 | 発表年 | 参加形態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 呼吸楽隊 | 呼吸 | 1990/8 | バックボーカル（複数で） | クレジットには眼鏡蛇楽隊の名前はないが、メンバー全員が参加▽4曲参加 | |
| 紅星II号合唱団 | 孩子的天堂 | 紅星II号 | 1996 | 演奏 | クレジットには眼鏡蛇楽隊の名前はないが、メンバー全員が演奏している |
| 群星 | 孩子的天堂 | 純金金曲 | 1997 | ボーカル（複数で） | 『紅星II号』と同じだが、クレジットが異なる |
| 複数 | 孩子的天堂 | 夜玫瑰 | 2001 | ボーカル（複数で） | 『紅星II号』と同じだが、クレジットは眼鏡蛇 |
出演
| 媒体 | 曲名 | 収録ソフト名 | 発表年 | 参加形態 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 映画 | 1966 | 1966－我的紅衛兵時代 | 1993 | 主題歌、音楽 | 呉文光のドキュメンタリーフィルム |
主要なライブ・コンサート
- 1990年1月 四川省成都市 初ライブ
- 1990年2月17・18日 北京市 首都体育館 90現代音楽演唱会 クレジット：女子楽隊
- 1990年5月 広東省深圳市 深圳之春
- 1991年12月 山西省太原市
- 1992年3月8日 北京市 国際会議庁 オリジナル曲を5曲発表、スタイルに統一性が無いとして不評
- 1993年1月 山東省青島市 匯泉体育館
- 1993年2月 ドイツ・ベルリン 中国前衛文化月間 その後でドイツ4都市巡演
- 1993年5月1日 江蘇省南京市 五台山体育館
- 1993年5月2日 江蘇省南京市 五台山体育館
- 1993年7月18・19日 北京市 首都体育館 奥運－中国之夢
- 1994年 ヨーロッパ 30回ほどライブ
- 1994年10月28日 北京市 軒豪夜総会
- 1995年12月 香港 アルバム宣伝
- 1996年 アメリカ・ミシガン 第二十一回密歇根（ミシガン）国際女子音楽節
- 1996年 アメリカ・ニューヨーク CBGB
- 1998年6月 河北省新郷市 新郷市体育中心足球場 第一届新郷揺滾音楽節
- 1998年7月 北京市 法国大使館野外 法国音楽節
- 1998年10月18日 北京市 KEEP IN TOUCH
- 1998年12月 澳門 澳門除夕晩会（アモイ大晦日の夕べ）
- 2003年11月22日 北京市 豪運酒吧 『吶喊 為了中国曾経的揺滾』アルバム発表会
- 2004年8月7日 寧夏回族自治区銀川市 賀蘭山の麓 中国揺滾的光輝道路大型音楽節
- 2005年4月 北京市 HARD ROCK CAFE マレーシアテレビ主催のイベント
- 2005年7月23日 陝西省西安市 大唐芙蓉園紫雲楼広場 大唐芙蓉園2005流行音楽節
- 2005年7月24日 陝西省西安市 大唐芙蓉園紫雲楼広場 大唐芙蓉園2005流行音楽節
