迷笛音楽節
中国最大規模の野外ロックフェスティバル。2000年5月から、北京の迷笛音楽学校(MIDI MUSIC SCHOOL)で開かれていた。参加バンドは迷笛音楽学校出身者が中心であるが、卒業者の中には、全国に名前の知れ渡るほど活躍しているバンドもいるほか、期待の新人が数多く出演するため、多くのロックファンが見学のためにフェスティバルに参加した。
普段の迷笛音楽節以外に、2002年12月には、北京の農業展覧館2号館で迷笛音楽季が開かれた。この時、本来は1月半ばまでライブが行われるはずであったが、公安からの指示により、12月15日から25日までに短縮されたほか、17時を絶対に過ぎてはいけないこととなった。
2005年5月14・15日には、迷笛音楽学校の野外運動場でジャズフェスティバルが開かれた。 2010年は5月1日から4日まで、北京海淀公園で行なわれた。
2000年
室内で行われた。
2001年
室内で行われた。
2002年
野外の運動場で行われた。
2003年
当初は5月に4日間かけて行われる予定であったが、SARSのため、10月1日から10月3日までの3日間に延期・短縮となってしまった。10月2日、日本からはミクスチャーバンドの代表格・BRAHMANが参加したが、この年は反日気運が非常に高まっていた時期であったため、ライブが始まると卵やら石やらペットボトルなどを舞台に投げつける人が続出。ブーイングもひどかったが、2曲目、3曲目と進んでいくたびに、BRAHMANの音楽とパフォーマンスに感動したのか、ブーイングなどは収まり、最後には大きな拍手が沸き起こった。この件について、日本の新聞でも取り上げられて話題となったほか、音楽評論家の顔峻も「十月的耻辱」と題した文章を発表し、中国人自らの外国人に対するマナーについて提起した。
場所 | 地区 | 日時 | アーティスト・バンド | タイトル | 備考 |
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北京迷笛音楽学校 | 北京市 | 2003年10月2日 | 主舞台:零壹楽隊・声音玩具楽隊・AK-47楽隊・廃墟楽隊・TOOKOO楽隊・扭曲的機器楽隊(ゲスト:王暁鴎・胡松・張然) ・沙子楽隊・BRAHMAN(日本)・痩人楽隊・軍械所楽隊・乱日楽隊・髄楽隊・星期三旅行楽隊・反光鏡楽隊 吉他中国琴友会:八只手楽隊・黒鑚石楽隊・曹鈞(メンバー:楊楽+曹平)・末裔楽隊・汶麟・孫輝 |
迷笛音楽節 | 2日目 |
2004年
5月1日から4日まで開かれる予定であったが、前もって大々的に宣伝し、相当な入場数が見込まれ学校側のキャパを超えているとの理由で、4月28日早朝、公安局から中止の命令を受けてしまった。そして場所を変更して10月1日から、北京国際雕塑公園で4日まで開かれたが、2日目の時点で周りの住民から騒音クレームが来たため、3・4日は時間を大幅短縮して行なわれた。
2005年
10月1日から4日までは、北京海淀公園で行なわれ、4日間で100元の入場料を取り、商業的な道を進むようになった。また、2005年から迷笛音楽節のサブステージでMINI MIDIも開かれたが、これは中国初の野外実験音楽フェスティバルである。
2006年
2007年
場所 | 地区 | 日時 | アーティスト・バンド | タイトル | 備考 |
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北京海淀公園 | 北京市 | 2007年5月1日 | 主舞台:痩人楽隊・巫師来了楽隊・痴人楽隊・後海大鯊魚楽隊・糖果槍楽隊・扭曲機器楽隊・飄楽隊・窒息楽隊 Gibson Guitar舞台:追星族楽隊・童党楽隊・藍野楽隊・機制進化楽隊・陳磊与八只手楽隊・Recycle楽隊・汶麟・Fancy World楽隊・Galaxy楽隊 MINI MIDI舞台:narawei・Dead J・鐘敏傑・林志英・周日昇・鉄観音 |
迷笛音楽節 | 初日 |
2008年
MINI MIDIはメインステージとは分離され、独自で開催した。そのため、メインステージの日程とは異なる5月1日から3日までであった。メインステージは、5月に開くことができず、10月に延期となったが、会場や開催日が何度も変更となり、開催数日前に迷笛音楽学校内に変更となり、結局開催は10月1日から5日までとなり、出演バンドも大幅に縮小された。
2009年
初めて北京以外の地で開催となった。
場所 | 地区 | 日時 | アーティスト・バンド | タイトル | 備考 |
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{/2009年5月1日}}